ちゃなのゲームブック

ゲームブック作家「ちゃな」のブログです。Amazonキンドルで「デレクの選んだ魔法」等販売中!

誌上リプレイ「ポッジョーリ教団の謎」 その13 ハコオンナの祝福

どうも、ちゃなです。

連載も第13回。まだまだ先は見えませんねー。

 

三叉路を左に曲がって扉を開けると、足元が濡れています。通路はゆっくり下り坂。そして水はだんだん嵩を増してきて……

嫌な予感を感じつつもDerilionは先を急ぎます。どんどん水が入ってきて、いつしかDerilionは通路を泳いで移動する羽目になりました。それだけに留まらず、遂には通路がすっかり水没してしまいます。

ええー、こんなところで溺れてしまうの?パニック!とにかく先に進むしかない!

Accuracyのテスト!8で成功。Speedでなくて良かった。。

奥の扉を開けたら、たちまちのうちに水は消え失せました。通路の先に流れ出ていったわけではなく、煙のように消えてしまったのです。どうやら幻影だったみたい。自分の騙されやすさに呆れながら扉の奥を探ります。

 

そこはカビ臭い倉庫でした。たくさんの木箱が置いてあります。とりあえず大きいのから調べてみましょうか。

しかし、中身は大釜。いくつか試したけどみんな同じです。錬金術のアトリエでも作るつもりでしょうか?

それじゃあ、中くらいの箱を……っと、中に巻き毛の人間が入っているではありませんか。思ったより大きい箱だった。。

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A woman

……ってこんなに大きいんかい!じゃあさっきの大釜は「オーディンスフィア」に出てくる結晶炉コルドロン並みの巨大さだったってこと?それがいくつもあったってことは、この部屋の広さは体育館並み??

女性は残念ながら冷たくなっていました。出で立ちからして付与術使えそうなのに。。

せっかくなのでワンドをいただいておきましょう。

ワンドは女性の手に強く握り締められていました。無理やり剥ぎ取って表面をよく見ると、見事な紋様が彫られています。なんだかこの娘がかわいそうになってきたDerilion、ワンドを返してあげることにします。

するとワンドから光が走り、娘に吸い込まれていきました。ついでにDerilionのエナジーも吸い取られたようで、3ダメージを受けます。しかしそのおかげで娘が息を吹き返したようです。

「ありがとう。私はあなたがなぜここにいるか知ってるわ。助けてあげられると思う。代償が必要だけどね……」

「どんな代償?」

「付与をかけてあげる。代償はあなたの能力よ」

おお、わかりやすい。しかも予想通り!

DerilionはここでStealthを1点失い、代わりにアミュレットにStealthの付与をもらいました。

これで残るはSpeedの付与だけですね。

 

ここでステータスを再確認。

Health 30→16

Speed 7

Accuracy 10

Stealth 11+1-1

Detection 10

 

剣:ダメージ2

弓:ダメージ2

矢:9本

ベルト 5つのアイテムをセット可能

バックパック たくさんアイテムが入る

治療の軟膏 3本 重さ3 戦闘以外でHealthを4回復

発火剤 1個 重さ?

輪の模様の書かれた丸石 重さ3

金属の欠片 重さ3

小さな青い卵 重さ2

彫像 重さ2

くすんだ鉄のアミュレット 重さ? Accuracyの付与、Stealthの付与

指輪 重さ1

重さ合計:14

 

そろそろ持ち物整理が必要そうですね。治療の軟膏を使おうかな。。。

次回に続きます。

誌上リプレイ「ポッジョーリ教団の謎」 その12 因縁の指輪

こんばんわー、ちゃなです。

ゲームブック"The Cult of Pajoli"のリプレイ第12回。アミュレットに魔力を付与してくれる人を探しながらDerilionの探索は続きます。通路の先の部屋には黄金の弓矢が!

そういえば、Derilionは狩人で、弓矢を初期装備しているのに、矢を射る機会が全くありませんね。まあ、ダンジョンだから仕方ないか。。

 

室内に押し込まれたDerilionはあっさりと黄金の弓矢を手に入れます。すると、奥の扉から謎の生き物が入ってきたではありませんか。ヤギの頭に6本の足と巨大な尻尾を持つ、ルーンクエストに出てくるマンスコーピオンとブルーを掛け合わせたような怪物の名はCuddowerというらしいです。

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Cuddower

「俺の弓を持っていくつもりじゃなかろうな?」

ええ、もちろんそのつもりですけど。

まあ、一応交渉してみましょうか。

 

「あんたの助けになるわ」

「どうやって?死んでくれるのか?」

うわあ。

「何かできることがあるかもよ」

「ほう、言ってくれるな。なら、この指輪をはめてみろ」

例によってなんだかよくわからない交渉ですが、Cuddowerは自分のはめていた指輪を差し出しました。ルーンも何も彫っていないシンプルな指輪ですが、ただで済むはずがない。任務を果たせないと心臓の血管に刺さるとかそういう類ではないでしょうか。

しかし、はめたからゲームオーバーというわけでもないでしょうしね。

 

Derelionが指輪をはめても何も起こりません。

「その指輪のことを知ってる奴に、俺が生きていることを伝えるんだ。そしてその指輪を渡せ。他の奴にはやるんじゃないぞ」

どうやらこの指輪はCuddowerと誰かとの因縁を示すアイテムのようですね。持ち主だった女性が三角関係になって命を落としたとかね。

 

指輪 重さ1

 

DerelionはCuddowerと約束して先へ進みます。

あれ、黄金の弓矢はどうなったのー?

 

先は曲がりくねった細い通路になっています。注意深く進んでいくと、何かの音がしました。そこで出くわしたのは別の冒険者です。彼はより良い日々を過ごしてきたらしく、ボロボロの衣服にモジャモジャの髭を生やし、体は痩せこけています……(これ、皮肉表現かしら?)武器はなし。Derilionを見るなり両手を挙げました。

「待ってくれ、お前さんに伝えることがあるんじゃ」

まあ、罠という可能性もありますが、聞いておいて損はありませんよね。

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An adventurer

あれ、そんなにもじゃもじゃ髭じゃないじゃん。それに意外と若かった。。

「何が望み?」

「お前さんの連れがどこにいるか教えてやろう。見返りに、アミュレットをもらいたい」

うーん、これは究極の選択ですね。以前FT新聞でご紹介した「クリムゾンの迷宮」の作中作品にも同じような取引が出てきました。

でも……このディールには応じられませんね。Obishaaの居場所が分かったところで、救出にはアミュレットが必要です。それにそもそもなんでこんな丸腰のおじさんが迷宮の構造を知ってるのか、アミュレットを手に入れてどうするつもりなのか。安全に出口まで連れてってほしいというなら話はわかるのですが。。

Derilionにしては珍しく、この提案は蹴っ飛ばすことにします。

 

「アミュレットは渡さない」

「そうか、よかろう。ならお前さんは絶対に娘を助けられないよ。もう手遅れだ」

何ですってー?

思わず剣で男を突き刺しそうになりましたが、生産的でないのでぐっと我慢……してたら、男はかき消すようにいなくなりました。うーん、やっぱり殺しておけばよかった。でも、この動きは明らかにアミュレットを取り上げるための罠ですよねえー。そう信じておきます。

先を急ぎましょう。次回は三叉路です。

誌上リプレイ「ポッジョーリ教団の謎」 その11 付与術士を探して

こんにちわ、ちゃなです。

ほぼリアルタイムでお送りするゲームブックのリプレイ。投石攻撃で満身創痍のDerilion、左か右に転がって難を逃れようとしたのですが、ここで失敗してゲームオーバーはご勘弁。。

 

やったあ!右に転がった先にはちょうどいい感じの窪みが。しかも底には氷水が溜まっていて、いい感じにリフレッシュしました。魔力でもこもっているのでしょうか?Healthが5点も回復しました。

これなら戦える!体制を整えてDerilionは投石してきた相手を見定めます。

すると、攻撃者は3体のFrost  Spritesだった様子。

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Frost sprites

霜の妖精というよりか、どう見てもゴブリンですけど。まあゴブリンも妖精は妖精か。

彼らは劣勢を知って巣穴に逃げ込みます。その仕草がDerilionの怒りに火をつけたのですが、選択肢は3つ。無視して先を急ぐか、会話を試みるか、あるいは攻撃するか。

……ナレーターが「彼らの臆病がDerilionを怒らせた」と言ってるんだから攻撃しかなさそうですけど、うーん、まずは詰問してみようかな。

 

「止まりなさい!」

Derilionの罵声に反応して岩を置くSprites。

「ありがと」

死にかけるほど投石された直後の反応とは思えない。。

ここでDerilionは気づきます。Spritesは魔法使いなので、付与術が使えるのでした。

片言で交渉してみると、案外あっさりと承諾してくれます。

「Accuracy、2つまで」

……はあ?

付与対象のアイテムって、アミュレット以外にもあるんでしょうか?てかAccuracyはもう付与済みだよー!これは大外れを引いてしまいました。

貴重な機会を無駄にして、トボトボと先を急ぐDerilionです。

 

通路の先にはいくつかの小部屋がありました。牢屋っぽい。ということは、さっきの少女のような魔法使いがいるかもしれません。適当に左の扉を開けてみます。

中には数百の青いライトが煌々と輝いていました。静かすぎる……ここでDetectionのテスト。出目は3で成功。

何か臭う……Derilionは素早く部屋から飛び出します。この臭いは眠りガスのもの。以前酒場の主人に嗅がされたことがあったのです。あぶねー親父だなー。。

うーん、ただのトラップかー。仕方ない、他の小部屋も試してみます。

ところが他のドアは開きません。早く先に進めと何かが告げています。

 

ちょっとなんだか悪い傾向が続きますね。。このままアミュレットが完成しないとデッドエンドになってしまいます。

追い討ちをかけるように、次の通路でトラップに引っかかるDerilion。三方向から矢が放たれます。盾で防げるのは一つだけ。これはかのドルアーガのマジックミサイルか?

ヤマカンで右を防ぎ、左の矢は体を捻ってかわします。真ん中の矢は肩に当たるも、老朽化していたらしくそのまま砕け散りました。1ダメージ。

 

その先の通路にあるのは二つのドア。左の扉を試しましたが、鍵がかかっています。ノックしても返事がないので蹴破りました。すると中には見事な黄金の弓矢が飾ってあるではありませんか。うーん、状況的にはこっちに向かって矢が放たれそうな予感がしますけど。。

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The golden bow

とその時、謎の力に押されて部屋の中に転がり込むDerilion。侵入者をわざわざ宝部屋に押し込むなんて、一体誰が何のために?……というところで続きは明日です。

誌上リプレイ「ポッジョーリ教団の謎」 その10 暗黒の罠

こんにちわ、ちゃなです。

ウォーロック・マガジンのソロアドベンチャーコンテストに応募しました!

受かるかなー?無理かなー?まあ、そうそうたる面々が名乗りを上げてたので、私が落ちたならもっと抜群に面白い作品が楽しめるでしょう。。

 

さて、ゲームブック”Arcane Rites: The Cult of Pajoli”のリプレイもいよいよ10回目。

謎の少女と別れてDerilionは先を急ぎます。アミュレットに魔力を付与してくれる魔女をあと2人見つけるというミッションも加わりました。いよいよ中盤戦ですねー。

 

ところがところが。暗い廊下を歩いていくと、なんと、その暗闇が凝縮して目の前の壁に文章を映し出します。うーん、闇が文字になるってどんな感じなんだろう。アニメだと何となく想像できるけど、「闇」は光を通さないから、何かを形作るというのはちょっと変だなあ。。

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Neitu's words

おお、もっと墨っぽい字を想像していましたが、これはこれで影っぽい表現がナイスですね。

Neituって誰でしょうねー?助けろと言われても、何をすればいいのでしょうか。

選択肢は3つ。尋問するか、受け入れるか、無視して進むか。

……まあ、尋問でしょうねー。どうやるのかさっぱりですけど。向こうから接触してきたのだから、交流手段はあるのでしょう。

 

「あなたはなにをしてくれるの?」

……え、先にそっち聞くの?

「お前の姿を見えなくしてやろう」

これ、ミダス王のやばい取引では?

「それって痛い?」

「全然」

いや、そんなこと聞いてどうすんだ。ほかに聞くことあるでしょう!お前は誰だとか何をしてほしいんだとかなんでこんな接触方法なんだとか……

再び選択肢、受け入れるか無視するか。えー。

 

「わかったわ」

「ありがたい。では壁に手を当ててくれ。私は動けないのだ」

Derilionは壁に歩み寄ります。

ここでDetectionのテスト。あーこれは罠っぽいなー。

 

9で成功。今回は能力値が高めで楽ですねー。

Derilionは嫌な予感を感じて立ち止まります。

「やっぱりやめておくわ。誰か他の冒険者に助けてもらってね」

壁一面に書かれたNOの文字を尻目にDerilionは先を急ぐのでした。

これはあれかなー。見えなくしてやるというのは存在を消すとか壁の中に閉じ込めるの意味だったんでしょうねえ。

 

続いてDerilionは青いクリスタルで覆われた通路を歩みます。隠れ場所がないなあ、という心配が的中、岩が降ってきました!ここでSpeedのテスト。

Speedは低いんだよー。出目は12で大失敗。

最初の岩はかわしたものの、次々に襲ってくる岩にぶつかって2ダメージ。

さて、どうするべきか。わかりやすくも選択肢は「どの能力値を使いますか?」と来ました。

もちろん一番得意なStealthを選びます。ただ、隠れる場所がないので奏功するか微妙ですが。。

 

今度はStealthのテストを3回求められます。失敗するごとに1ダメージ。もっともDerilionのStealthは12なのでサイコロを振るまでもなく成功です。

 

しかし、やはり隠れ場所がないのが災いしました。やむなく出口に向かって盾を構え突撃するDerilionでしたが、あとちょっとというところで岩をまともに食らってしまいます。2ダメージ。残りHealthは15です。

そして転倒したところに岩の嵐!これはもうノックアウト寸前だー!

最後の選択肢は、右に転がるか左に転がるか。運否天賦!待て次号!

誌上リプレイ「ポッジョーリ教団の謎」 その9 絶望の魔法少女

誌上リプレイも早9回目。道はまだ半ばといったところです。

Death maidenが殺すよう指示した相手は、魔法の小部屋に住む少女でした。もちろんそんな約束守る義理はありません。この子の話をもう少し聞いてみましょう。

 

「なぜDeath maidenはあなたを殺したいの?」

「違うわ。私は死なないもの。Death maidenが殺したいのはあなた。だから私に殺させようとしているの。彼女独特のユーモアでね」

これにはぎょっとします。

「……あなたは私を殺したりしないわよね」

「私は誰も殺す気はないわ……この部屋では」

そう言って少女は手元の落書きに目を落としました。

この思わせぶりな態度……やはり見た目通りの存在ではないようです。

「ところで、あなたは私から何か取っていきたいんじゃないの?」

……どうしてそんなことを?

「私がそう思ったから」

……答えになってない。なんか読み違えてるかなー?

「それじゃ、取引しましょう。私が欲しいのは情報よ」

ちゃなよりも英語力の高いDerilion、謎の少女に商談を持ちかけました。確かに、この子はいろいろと知ってそうですね。まあ、Derilionが知りたいのはObishaaの行方だけなんですけどね。。

 

しかし、困ったことに取引材料がない。選択肢として出てきたのは、黄金の手錠、2枚の羊皮紙、ガラスの顎、その他……。ガラスの顎ってなんやねん!(glass jawはそのまんま打たれ弱い細顎の意だそうです。)

……ん?羊皮紙(parchment)かどうかはわからないけど、確か以前、埋まってた2枚の巻物を発掘しましたよね。

じゃあ、これで。。。

 

巻物を見せると……scrollsと書いてあるので間違いないようです。少女は目の色を変えました。

「私、それほしい!」

「待って、それなら情報と他に何か頂戴」

「治療の軟膏でどうかしら」

「乗った!」

勝手に交渉成立しました。軟膏はDerilionが最初から持ってるのと同じもののようです。

 

治療の軟膏 Healthを4回復 重さ1

 

「あとは情報ね」

そこで少女の語った驚くべき話とは……。

「ここは私のような子供のための牢獄なの。つまり、ウィッチやウォーロックとなる者のためのね。ポッジョーリ教団はこの洞窟を開拓して私たちの魔力を集結するのに利用しているのよ」

おお、ようやく、邪教団らしい展開になってきましたよ!

「そうだったの……。でも、あなたは魔女なんでしょ?自力で脱出できないの?」

「無理。奴らは私たちの魔力を吸い上げて、その力で私たちを監禁しているの」

「あなた、ここに閉じ込められてるんでしょ?なんでそんなことがわかるのよ」

Derilion、なかなか突っ込みが厳しい。

冒険者たちから聞いたのよ。でも彼らも、洞窟の財宝の噂を聞いてここに舞い込んだだけ。教団は私たちの力を試し、鍛えるために、冒険者を誘い込んでるのよ」

うーん……ここにきて割と定番な設定ですね。ていうか、私はこの洞窟に宝が眠ってるという噂、聞いてないんですけど。

いずれにしてもそろそろ本題に入らなければ。

「教団は私の仲間を誘拐していったの。居場所に心当たりはない?」

「一番奥の部屋よ。教団は誘拐した子供を最初にそこに連れ込んで、力を奪うの。ポッジョーリはその部屋の青いプールの奥の玉座に座ってる。でもそこにたどり着くためには、強大な魔力が必要よ」

「強大な魔力?」

「これを持っていって」

少女はくすんだ鉄のアミュレットを取り出しました。

「これを使うには3つの付与をかけなければならない。Speed、Stealth、そしてAccuracyの力を込めるの。私が1つだけやってあげる。残り2つはあなたが自分で協力者を探すことね。簡単じゃないと思うけど」

ほうほう。能力値と一致していますね。Detectionだけ出てきませんけど。

「わかったわ。付与を得るために何か見返りが必要かしら」

「なんでも、おそらくはすべて。あなたがここにいる以上、負うべきものよ」

……うーん、覚悟しろってことでしょうか。代償として能力値が下がったりするのかしら。

少女はアミュレットをDerilionの首にかけて、座るよう促します。そして目を閉じて何かの呪文を唱えました。

「できたわ。それじゃ、ごきげんよう冒険者さん」

Derilionは振り返ることなく部屋を後にします。ここでどの能力値を選んだか決めることになります。能力値が上がるか下がるかわからないので、中庸のAccuracyにしておきましょうか。

 

くすんだ鉄のアミュレット Accuracyの付与 重さ?

 

重さ書いてないなー。

 

いやー、不思議な少女でしたねー。私の脳内イメージは、映画X-MEN2に出てきた、プロフェッサーXを操ってしまう幻の少女。あるいは空の軌跡シリーズの殲滅天使レン。あそこまでこまっしゃくれてはいませんけど。。

次回に続きます。

誌上リプレイ「ポッジョーリ教団の謎」 その8 張り合う女たち

こんばんわ、ちゃなです。

迷宮のデーモンから力をもらったDerilionの旅は続きます。さらわれた少女Obishaaの運命やいかに?

 

ここで主人公のステータスを整理しておきましょう。

 

Health 30→19

Speed 7

Accuracy 10

Stealth 11+1

Detection 10

 

剣:ダメージ2

弓:ダメージ2

矢:9本

ベルト 5つのアイテムをセット可能

バックパック たくさんアイテムが入る

治療の軟膏 2本 重さ2 戦闘以外でHealthを4回復

発火剤 1個 重さ?

巻物 2本 重さ2

輪の模様の書かれた丸石 重さ3

金属の欠片 重さ3

小さな青い卵 重さ2

重さ合計:12

 

うーん、全然まともなアイテムがありませんね。なんかその辺に落ちてるガラクタを集めながら進んでるだけのような。。。

重量が20を超えるとSpeedとStealthが1下がります。Stealthは無双状態なのでいいですが、Speedが7から6に下がるとテストの合格率が一気に下がるので過重行動は考え物ですね。

 

では、あらためて、デーモンの示した道を進みます。

棚の上に動物をかたどった彫像があるのを見つけたDerilion。呪いがかかっているかもしれないと迷いつつも手に取ってみます。するとその彫像の顔がDerilionを模して変化したではありませんか。

うーん、呪わしい……けど、もしかしたら身代わりの像かもしれないし。面白いから持っていきましょう。

 

彫像 重さ2

 

洞窟を歩いていくと、今度は奥の方からうめき声が聞こえてきます。慎重に目を凝らしてみると、そこには頭を抱えて倒れているローブの女性がいました。

怪しい……しかしまあ、ここは手を差し伸べておきましょうか。

ちなみに選択肢の中に”Put her out of her misery."というのがありまして、直訳すると「彼女の苦痛を取り除く」。しかし機械翻訳だと逆に「惨めな思いをさせてやれ」と出ます。飛び先を確認したところどうやら「とどめを刺して楽にしてやる」ということのようでした。

さて、「助けが要りますか?」というDerilionの問いかけに対し「ええ、もちろん要るわ」と答えた女性の顔は、こんなでした。

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Death maiden

ああ、やっぱりなー。

こいつはDeath maidenです。生けるものの魂が大好物。

「何が必要なの?」「あんたの魂よ!」

……と当然なるかと思ったら、どっこい。

「この先の部屋いる奴と戦ってごらんなさい。もし倒せたら、あんたの代わりにそいつの魂で我慢するわ」

 

なんかよくわからない交渉だなー。まあ、立ちふさがるものは倒すのみだし、どっちが先でも一緒ですけどね。あーでもこの先は出口が2つあったはず。

ええい、面白いからディールしよう!

 

「わかったわ」

「よろしい。では生かして連れてくるのよ」

……こんな約束守るとでも思ってるのかしら?

部屋の扉は意外にも施錠されていませんでした。

もっと意外なことに、部屋の中は……

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Room with fireplace

あちゃー、今までで一番まともな部屋だったー!

書き机に向かっている女の子がDerilionに向かって言いました。「私を殺すようDeath maidenに言われたのね?」

わかっていらっしゃる。完全にこの子の方がDeath maidenより上手ですね。ま、そうでなければとっくに自分で殺してるか。。

選択肢はフラグの確認なので嘘をつく余地なし。「そうなのよ」

すると少女は、「驚かないでね。この部屋では嘘がつけないの。で、どうするの?私を殺してみる?」

Derilionはにっこり笑って、「この部屋に魔法をかけた人に手出しするつもりはないわ」

まあそりゃそうでしょうねえ。完全に相手の術中にはまってるんですから。

「賢い選択ね。安心なさい、あなたが部屋から出る頃にはDeath maidenはいなくなってるわ」

 

謎の少女は一体……?というところで待て次号!

誌上リプレイ「ポッジョーリ教団の謎」 その7 魔神に挑む

どうも、ちゃなです。

ポッジョーリ教団のアジトを目指して洞窟を進むDerilion。しかし、洞窟が崩壊したり、木の化け物に襲われたり、祭壇は全く関係なかったりと、「ここ本当に教団の本部?」の思いを禁じ得ないまま先へと進みます。

 

さて、三択はヤマカンで右の道へ。

すると大きな洞窟に合流しました。通路には松明が掲げられています。これはまさしく居住地の様相。戻る選択肢はありません。先に進みましょう。

 

入った先には2体のトロールが寝ていました。そして彼らのそばに3つの宝箱が置いてあります。

ここにきて馴染みのあるモンスターですね。とどめを刺すのに火が必要かどうかはわかりませんが。。

選択肢は三つ。宝箱を漁るか、出口を探すか、来た道を戻るか。

トロールの寝首をかく線はないんですね。。さすがライトブリンガー。ええ、ではトロールを起こすために宝箱を調べましょうか。

2つは鍵がかかっていましたが、3つめの箱には小さな青い卵が入っていました。

 

小さな青い卵 重さ2

 

トロールが眼を覚ましそうなので、早々に退散します。

結局昆虫の部屋に戻ってきました……が、アイテムだけ手に入れて別の道を選び直せるので、ゲーム的には正解ルートですね。

今度は左の道を進みましょう。

すると、目の前に黒い影が立ち塞がりました。

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A demon

わお、これはなんというデーモン!

デーモンはDerilionに笑いかけました。この世界ではデーモンはずる賢い生き物です。なので慎重に振る舞わねばなりません。選択肢は三つ、無視するか、戦うか、話しかけるか。

無視して進むのは厳しいでしょう。結局戦闘になるのなら先に斬りかかりたいところですが、体力が減っているのでできれば避けたいところ。罠っぽい気もしますけど、ここは話しかけてみます。

 

「ここは我輩の道だ。往ね!」

「そうはいかない。私は人を探しているの」

「それは貴様の都合だ。そうだ、銀の指輪を持っているか?もしそいつを渡せば、いい情報をやろう」

なんか話が唐突ですが、ここで初めてのアイテムチェックです!

しかし残念ながら、Derilionは銀の指輪を持っていません。

まあ、持っていたとしても、役立つかもわからない情報なんかと引き換えに渡すつもりはありませんけどね。。

 

「指輪なんて持ってない」

「ふーむ、見せてみろ……!」

なんと、このデーモンは射抜くような目でDerilionを見つめてきました。ここで再びアイテムチェック。嘘をついてもバレてしまうようですね。

 

「本当のことを言っているな」

デーモンは満足げです。

「ならば、貴様を助けてやろう」

はああ?なんだかデーモンというより泉の女神みたいな感じですね。まあ、Demonは元々異界の神とか精霊を示す言葉ですけど。。

デーモンの呪文でDerilionのStealthが1点あがりました。どうせならSpeedが上がってほしかったところですが。

トロールが来るぞ。あちらの道を行くが良い」

親切なデーモンの指図に従ってDerilionは先を急ぎます。

うーん、超展開。次回に続きます。