ちゃなのゲームブック

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ネイキッドサバイバー

どうも、ちゃなです。

 

こちらは「ネイキッドサバイバー」、ネイキッドシリーズ第2作になります。 

ネイキッドサバイバー (ちゃなのゲームブック)

ネイキッドサバイバー (ちゃなのゲームブック)

 

 

ネイキッドサバイバーでは、主人公の女戦士は何者かに不意をつかれ、地下室に捕らえられてしまいます。裸で手足を拘束された絶体絶命のピンチをどうくぐり抜けるのか、自分をこんな目に合わせた相手にどうやって復讐を果たすのかが、物語のテーマになります。

 

ネイキッドサバイバーは、100パラグラフの双方向作品です。つまり、一度行った場所にまた戻ってくることができる仕掛けになっています。ある情報をつかんでからとある人物に会いに行くと、ストーリーが展開するといったことが起こるのです。

 

双方向ゲームブックでは、何度も同じパラグラフを使い回す形になるので、一度倒した相手が復活したりといった不具合を避けるための仕組みが必要です。代表的なものとして、キーナンバーやフラグチェックを読者に記録させておくやり方があります。しかし本作では、パラグラフ数も少なく、また筆記用具なしでも遊べることを目指しているので、あまり複雑な仕組みを使いたくはありませんでした。そこで私は、「フラグワードシステム」を導入しました。

 

フラグワードシステムとは、物語の進行を示す情報を、単語の中に埋め込んでおく仕組みです。読者は、現在のフラグワードを憶えておかなければなりません。例えば「あし」とか「ながれぐも」といった簡単な単語を一つだけ記憶しておけば、そこに、主人公の装備品や、誰を助けたかといった情報が収納されているので、過去の世界に迷い込む心配はありません。

 

ネイキッドサバイバーは、前作と異なり、エンディングは一つだけです。しかし、黒幕にどうやって復讐を果たすのかの道筋は、何通りもあります。直接殺す以外にも、誰化の助けを得て打倒する方法もあります。

 

何種類もの方法の中で、今回の事件の真相が垣間見える解決策が一つだけあります。これが言わば真のエンディングと言えるでしょう。しかし、このルートに入るには、一筋縄ではいきません。

 

色々と書きましたが、短時間で気軽に遊べる作品です。バッドエンドは存在しないので、是非試行錯誤を繰り返し、色んな物語を体験してみてください。