どうも、ちゃなです。
お待たせしました。ちゃなの新作ゲームブック「デレクの選んだ魔法」がアマゾンのキンドル版専売で刊行されました!
お値段は480円となっています。(定価は4.68USDなので、ちょっと安くしています)
前作「ネイキッドチェイサー」を上梓してから実に9ヵ月かかりました。長かったですねー。
まあ、これまで100パラグラフのゲームブックを作るのに1ヵ月強かかっていたので、今回600パラグラフ、しかも一パラグラフあたりの文章量も遙かに多いことを考えると、制作期間としてはどうしてもこのくらいかかります。誤植や表記揺れのチェックに加え、パラグラフ間のつながりや世界観に関する矛盾の修正など、推敲にもかなり時間が掛かりました。制作記録を見ると、下書き(フローチャートの原型)は4月くらいには固まっていたので、構成に3ヵ月、執筆に5ヵ月、そして推敲に1ヵ月といったところでしょうか。
さて、本編の主人公はデレク、ネイキッドシリーズにも登場した、あの「サー・デレク」です。
いやもちろん、デレクとサー・デレクが同一人物かどうかは読者の想像にお任せなんですけどね。一応、本編は「ネイキッドウォリアー」の約20年前という時代設定になっています。
もちろん、シリーズを未プレイの方も問題なく楽しめます。
舞台はオーランド王国の首都エクレルブルク。ネイキッドシリーズの舞台だった地方都市コンギットと比べても大都会です。ここの王立魔術アカデミーとその周辺で、主人公デレクは大暴れすることになります。
本編は5章+終章(+α)という構成になっています。
第1章 伯父の誘い
第2章 王立魔術アカデミー
第3章 教授たちの思惑
第4章 王都に潜む闇
第5章 魔術師は野望を明かす
終章 決戦
第1章は導入部分で、12歳になったデレクがアカデミーに入るまでの顛末が描かれます。短い章ですが、分岐の幾つかには重要な伏線が仕込まれています。
第2章はアカデミーの1年生としての生活です。個性豊かな教授たちとクラスメートとの出会いがあります。ここで初めて魔術を習得する機会がありますが、油断しているとゲームオーバーの罠もあります。
第3章はアカデミーの2年生です。新たな魔術を覚えるほかにも、幾つかの重要なイベントが起こります。
第4章では卒業して社会人になったデレクの生き様を描きます。読者の選択により大幅にストーリー展開が変わってきます。
第5章では、いよいよ最終決戦に向けて盛り上がりを見せます。
大まかな構成としては、前半部分で身につけた魔術を用いて後半の難関をくぐり抜けていくという展開になっています。
当然、身につけた魔術が多ければ多いほど展開が有利になるでしょう。一方で、魔術を一切使わなくても、ノーマルエンディングに到達することができるようになっています。縛りプレイがお好みの方はどうぞ挑戦してみてください。
本編はマルチエンディングです。
パラグラフ600のノーマルエンドの他に、誰もが納得できる大団円たる真エンド、そして本編の全てを極めた読者だけがたどり着くことができる超エンドがあります。あと、ルール破りがお好きな方のために裏エンドもご用意していますよ。
このほか、体裁としてはバッドエンドになるものの、見方によっては幸せな結末に至るエンディングも多数ちりばめられています。「豪商エンド」「官僚エンド」「ウォーロックエンド」「飲んだくれエンド」などなど、皆さんお好みのエンディングを是非探してみてください。
このブログやツイッターでは、本編の楽しみ方や制作裏話などについて、適宜公開していきたいと思います。
ちなみに、偶然にも今日は処女作「ネイキッドウォリアー」を発表してからちょうど1年です!
感慨深いですね。。。
2年目もニッチなゲームブック作家として頑張ります!