どうも、ちゃなです。
スティーブ・ジャクソン氏によるスーパーヒーローゲームブック「サイボーグを倒せ」。
本作は4つの特殊能力から1つを選び、タイタンシティを縦横無尽を駆け巡って怪人どもをやっつけるという爽快な作風……なのですが、実はエンディングにたどり着く難易度が半端ないんです。。
実はちゃな自身も正規のプレイでクリアできた記憶がありません。
「超技術」を選んだ場合は、電車のスリを捕まえてそのポケットからたばこの空き箱を抜き取り、中に入っていた紙片をコンピュータで解析するという離れ業をやってのけなければなりません。このスリは存在自体がチンケなのに様々な手がかりを持っている、食えない男です。
一方で「思念力」を持つ主人公の場合、誘拐犯を追ってパン屋へ。店員の心を読んでも犯人を捕まえることはできませんが、そこに偶然通りがかった少年が敵対組織FEARの重要な情報を持っています。映画とかだとよくある展開ですが、意図的にこのルートに行き着くのは至難の業ですよね。。。
本作は単方向作品なのですが、途中で道筋が完全に合流することがまったくありません。非常に複雑な分岐を示しています。
「超技術」を持っている場合、ライオンの檻の下にある隠し部屋に入って演技監督と戦います。彼を降参させると、合い言葉が「水銀」であることを教えてくれます。
実はこのパラグラフを通らなくても、後ほど合い言葉を当てずっぽうで選べば最終戦闘に臨めるのですが、それはちょっと卑怯というものでしょう。他方でライオンの檻の秘密については、前半であらかじめ手がかりを手に入れておかねばなりません。
放射能の実験で狂人になってしまったシドニー・ノックスとの戦いに勝つと「回路妨害器」が手に入ります。ラスボス戦での必須アイテムです。
この事件を見逃しても、展示会でアンドロイドを倒せば回路妨害器は手に入ります。ただし、主人公の特殊能力が「思念力」の場合、アンドロイドに勝てないので、ここが唯一のチャンスになります。また「超技術」の主人公も、他の事件との兼ね合いで、アンドロイドに挑む余裕はありません。
いよいよ終盤戦です。
ドクター死神との戦いに挑むべきなのは、「電撃」の特殊能力を持った主人公です。恐怖結社の会議がクランセイ湾で行われるという重要情報が手に入ります。まあこのことを知らなくてもヤマカンで会議の場所にたどり着くことはできますが。。。逆に「思念力」では死神に返り討ちにされてしまいます。
一方、「超技術」を持っている場合は、ドクター死神に挑んでいる場合ではありません。ノックス事件の後で氷の女王と決着をつけましょう。
ところが氷の女王は表に出てきません。氷漬けになったスタンレイ・プールを見てピンとこなければならないのです。幸い、先に合い言葉を入手していれば、そのすぐ後で氷の女王についての手がかりを得ているはずです。
続きます。