ちゃなのゲームブック

ゲームブック作家「ちゃな」のブログです。Amazonキンドルで「デレクの選んだ魔法」等販売中!

ゲームブックにおける選択肢あるある

どうも、ちゃなです。

 

ゲームブックには、「正解の選択肢」があります。となると、誰しもファーストプレイでのクリアを目指してみたいもの。正しい選択肢を選ぶためのコツを紹介します。

 

・「扉を開ける」か、「通路を進む」かの選択肢では、「扉を開ける」が正解。

単方向の作品でありがちです。扉を開けた先が袋小路の部屋だった場合、部屋を捜索してアイテムをゲットしたうえであらためて通路を進むことができます。

 

・行き止まりっぽい道を選ぶのが正解。

これも上と同様です。行き止まりで戻らされることにより、余計にアイテムを入手できます。当然ながら双方向作品には通用しません。

 

・一番最後の選択肢が正解。

作者としては、最後まで読んでほしいという思いがあるので、重要で突拍子もない選択肢は最後に配置しがちです。

 

・初めて会う相手に対しては、友好的な選択肢が正解。

8:2くらいかなー。大体の作品では主人公は善人なので、むやみに喧嘩を売ったりはしないものです。いきなり襲いかかるのが正解になる場合、作者は敢えて裏をかいて制作しているのでしょう。

 

・とりあえず試してみるのが正解。

まあ、主人公は冒険者なので、何でも手を突っ込んでみますよね。あと、ぶっちゃけ試してみて罠だったら結果がすぐわかるので選び直せば良いだけの話だったりします。そういう選択肢はちょっとしたアクセント付けのために作られることが多いです。

 

・2つのアイテムを選ぶ場合は、地味な方が正解。

「どちらか一つだけ持っていって良い」という展開がゲームブックではよくあります。でもこれ、現実的にはちょっとおかしいんですよね。なんで両方とも奪ってはいけないのか。。。作家目線だと、こういう選択肢を作るのは、読者を罠に掛けようとする場合が多いです。なのでここは裏をかいてみましょう。

 

・金貨を選んではいけない。

報酬として金貨かアイテムかを選択するような場合には、そこでしか入手できないアイテムを選ぶのが定石です。「真の道」を通れば、金貨は大抵余ります。

 

・魔法かアイテムを使う場合は、アイテムが正解。

バルサスの要塞」のような魔法使いが主人公の作品では、ゲーム開始時から習得できる魔法よりも、シナリオ中で入手したアイテムの方が強力というのが相場です。迷わずアイテムを選びましょう。ただしトラップアイテムにご用心。

 

・魔法やアイテムを選べるのに白兵戦を選択してはいけない。

白兵戦は最後の手段です。

作家目線では、作中で手に入れたアイテムを駆使して倒すのが本筋で、サイコロの出目が良ければ勝てるかもしれない白兵戦は、アイテムを入手できなかった読者への救済手段という意味合いなのです。

 

・正解の選択肢が見つからない場合、次のページを見落としている。

2つの選択肢でページが終わっていて、実は次のページに第3の選択肢があった、なんてことがありますよね。紙の書籍の場合、変なところでページが切れないように、小さなイラストを入れてあることもありました。リフロー型の電子書籍ではそれができないので、各パラグラフの最後に何かの記号を書いておくことが多いです。でも、気づかないんですよねー。

 

いかがでしょうか?

まあ、冗談半分にお読みいただければ。。。