ちゃなのゲームブック

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ミルクボーイ風ゲームブック漫才

どうも、ちゃなです。

 

昨年のM-1グランプリ王者、ミルクボーイさん。人気絶頂ですねー。

ミルクボーイさんの漫才スタイルは面白いうえに、いろんなテーマに応用可能なんですよね。それが引っ張りだこの理由でしょうか。

 

ただ、ちゃな的に一つ気になるのが、オチの部分。「コーンフレーク」じゃなくて「鯖の塩焼き」だった、と言われたら、「そんなわけあるか!」で終わる。実は初めて彼らの漫才を観た時、私は「そんなわけあるか!」より「そっちかー!」を期待しちゃったんですよね。

まあ漫才はフローのメディアなので、やりとりをいちいち思い起こすことはありませんから、下手につじつまを合わせてもかえってつまらなくなってしまうのでしょうけど。。

 

で、本題ですが、ゲームブックをネタにしてミルクボーイ風漫才を書いてみました。本作はきちんとつじつまが合っています!

あーでも既にツイッターでどなたか書いていたかも。。ありがちなアイデアなので、被ってたらごめんなさい。

※標準語で書かせていただきます。

※「ソーサリー!」のネタバレがあります。

 

「お袋がが昔好きだったゲームブックヤフオクで探してたんだけど、名前を忘れてしまって、えらい苦労したらしい」
「お、ゲームブックなら任せろ。絶対当ててやる!作品数もたかがしれてるしな(笑)」

 

「確か、魔法使いが冒険の旅に出るとかでな」
「もうわかった、スティーブ・ジャクソン氏の「ソーサリー!」だろ」

「それで、表紙がちょっとエッチらしい」
「それは絶対「ソーサリー!」じゃないな。城塞都市カーレの表紙とか俺、触れないくらい怖かったから(笑)」

 

「連作で、成長した主人公で次の巻に臨めるらしいぞ」
「それは絶対「ソーサリー!」だよ。逆に最終巻から始めると激ムズなんだあれは」

「でも、その主人公は小さな男の子らしい」
「それ……ソーサリーじゃないなあ。いやわからんけど。いくら何でもアナランドの運命を男の子に託したりせんだろう」

 

「なんでも読み始める前になんか呪文みたいなものを覚えなきゃいけないらしい」
「そんなの、「ソーサリー!」しかありえないだろ!プレイ前に呪文を暗唱させる作品が他にあってたまるか!」

「その呪文書は別冊になっているらしい」

「それは「ソーサリー!」じゃないな。「ソーサリー!」も原語では呪文の書が別冊で出てるらしいけど、持ってたら相当なマニアだぞ。俺だってPDF版しか持ってない(笑)」

 

 

「登場人物で言ったら、敵方に出てくる魔女が印象的だったってさ」

「多分「ソーサリー!」だな。アリアンナは第1巻のキーパーソンで、倒すとかなりおいしいアイテムが手に入るからな」

「あと、可愛いヒロインも出てきたって」
「じゃあ「ソーサリー!」じゃないな。アリアンナを可愛いと思えるのはやっぱり相当なマニアだけだからな(笑)」

 

「そうそう、時間を操る魔法でものすごく過去に遡れるって言ってた」
「それはもう絶対「ソーサリー!」いや、それバッドエンドだけどな(笑)ていうかお前の母ちゃん、しっかり読破してるな!」
「あーでもタイムカウンターみたいなので時間を管理してたとか」
「それ「ソーサリー!」じゃないなあ。あのタイムリープは最後の最後まで引っ張られたから、いろんな意味で衝撃的だったぞ」

 

「それで、よくよく聞いたらお袋、「ソーサリー!」はよく憶えてるから、違うって」

「じゃあ「ソーサリー!」じゃないな!」

「で結局、清水龍之介氏の「悪魔召喚シリーズ」だってことで落ち着いた」

「そっちかよ!つかお前の母ちゃんいくつだよ!」

 おあとがよろしいようで。ではまた。