どうも、ちゃなです。
前作「魔皇を継ぐ者」の発刊は一昨年の12月なので、1年もお待たせしてしまいましたが。。
新作「ファントムドミネーション」が、いよいよお目見えです!
本作は100パラグラフ単方向のオーソドックスなスタイルで、販売価格は99円。処女作「ネイキッドウォリアー」と同じですね。
世界観もネイキッドシリーズと共通です。本作は「デレクの選んだ魔法」の数年後という設定です。魔術師デレクは王立魔術アカデミーの教授となってオーランド王国の魔術振興のため辣腕を振るっています。
そのアカデミーから「ファントムドミネーションの書」が盗まれた、というのが物語の始まりです。犯人は魔術師グリムバルド。かつてはアカデミーの教授であり、学長サイフリート・アッシュのライバルでした。グリムバルドは他人を意のままに操るというドミネーションの秘術を用いて王国の転覆を企んでいます。
デレクはグリムバルドの野望を阻止するために女戦士カザリナを送り込みます。果たしてカザリナはグリムバルドを止めることができるでしょうか……?
このように書くと、オーソドックスな冒険ファンタジーにように見えますよね?
ご安心ください(?)
本書は一筋縄ではいきません。
たった100パラグラフの小品ですが、これまでのゲームブックとは一線を画した仕掛けをこらしています。
キャッチコピーは「全てのパラグラフに罠がある!」
この言葉、映画とかでもよく使われる煽り文句ですが、本作においては嘘でも誇張でもありません!ちゃんと作者自ら、全てのパラグラフに罠があることを確認済みです。。。
ストーリーラインとしては、「デレクの選んだ魔法」と「ネイキッドウォリアー」をつなぐ物語になっています。もちろん、新たな魔神も登場します。
一気に読める作品ですが、読後は結構疲れるかもしれませんね。
エンディングは一つなのでリプレイ性は低いですが、読み終えた方はきっと最初から読み直してみたくなるんじゃないかな、と期待しています。
是非、ご笑覧ください!