ゲームブック“The Cult of Pajoli"の誌上リプレイ、いよいよ後半戦かな?
暗闇の部屋の奥から聞こえる少女の声に対し、Derilionはとりあえず相手の正体を探ります。まあ、常識的な選択ですよね。
「あなたは誰?」
「Gromよ。私、ここで育ったの」
これは……ここで生まれたのでしょうか?それとも赤子のうちに攫われてきたのかも。。
「そうなんだ……どうやって生き延びてきたの?」
「ポッジョーリは賢いのよ。食糧と水を生み出す魔法をはじめに教わったわ。それは祝福でもあり、呪いでもある。私はポッジョーリの友達ってわけではないのよ」
この子も意味深な言い回しをしますね。ちゃなの誤訳かもしれませんが。
「私はポッジョーリに攫われてしまった連れの少女を探してるの。あなた、何か知らないかしら?」
少女は暫し押し黙ります。
「部屋に入ってきて」
まあ、ここまできて怖気付くわけにはいかないでしょう。Derilionは闇の中に足を踏み入れます。とは言っても油断はできません。
「もっと近くに来てちょうだい」
「これ以上は近づけないわ。あなたから姿を見せて」
「……いいわ。でも、驚かないでね」
そこで聞こえる何かの滑る音。蛇女でも出てくるのかな。
待ち受けるDerilionの前に姿を現わしたのは……
うわあ。本当に蛇女だあ!
「逃げないでくれてありがとう。私がGromよ」
「一体全体、どうしてこうなったの?」
「私が10代の頃、魔法が暴発したのよ。ポッジョーリは私を殺そうとしたわ。それで私は逃げ出して、ここに住み着いたの。あんたは何のためにここへ来たの?」
さっき言いましたけどね。
「ポッジョーリに誘拐された連れを探しに来たの。助けになってくれる?」
「あんたの敵は容易なことじゃ太刀打ちできない。でもこのシンプルな失神の護符なら役に立つと思うわ。こいつをできるだけ早く足元に投げるのよ」
そう言ってGromはDerilionに苔の球を渡します。
ここで、鋼鉄の小手をはめているかのチェック。うーん、確かに素手で掴むのは危なそうだなあ。
「苔を濡らさないようにね。でないと効力がなくなるわ」
Derilionは苔の球をチュニックにしまいます。鋼鉄の小手、関係あったのかなあ?
苔の球 重さ1
芋虫Gromと別れてDerilionの取るべき道は二つ。岸壁を登るか、川に降りるか。まあここまで来た以上地上を進みましょうか。苔を濡らしたくないし。
しかし、岩肌はゴツゴツしてなかなか登りづらい。手が痛くなってきました。再び小手を持っているかのチェック。持ってませんってば。
気がつくと手が血だらけになっていました。鋭い岩の結晶で傷つけたようです。
Accuracyが1点下がりました。これは痛いなあ。。
その先の部屋は魔法の松明に灯されていました。中央には巨大な穴が開いています。ゴロゴロという音が聞こえてきます。へりに足をかけて降りることも可能そうですが。。
先に発火剤を投げ入れるという過激な選択肢もありましたけど、Derilionは発火剤を使い尽くしていますねー。
とりあえず穴の周りを一周してみることにしました。しかしその途中、穴から昆虫のデーモンが飛び出してきます!ここでSpeedのテスト。ダイス目は7……失敗!
先制攻撃で2ダメージ喰らいました。
Insect Demon Speed8 Accuracy9 Damage2 Health13
うわー強い!
ダイス目は良かったのですが、それでもこいつを倒すまでに12ダメージを喰らいました。
あれ?ということは……Derilionは死んでしまった!
次回に続……いていいのかなあ?