ちゃなのゲームブック

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ゲームブックの制作実況(14)

ちゃなです。

遂に14日目。この企画のタイトルはもともと「2週間でゲームブックを作るのを実況するよ」のつもりでした。冷静に考えて2週間ってやっぱりちょっと厳しいなあと思って変えたのですが……保険打っといて良かった。。

さて、最初の分岐からのパラグラフを清書していきます。

その前に、Playground Flowではエンディング属性を設定するとチャートの色が変わりますので、プレビューを。

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Flowchart8

こうしてみると、やっぱりバッドエンド多いですね。(白がハッピーエンド、紫がバッドエンド)

ちなみに私が普段使っているGBATではチャート上のセルの色を16種類から選べて、結構便利です。バッドエンドは黄色、ハッピーエンドは緑、清書済みのパラグラフは薄青で統一しています。Playground Flowでも清書済みパラグラフの色を変えられると便利かも。。

 

最初の分岐点、実はゲーム的にはあまり意味がないのですが、ここで相談したり仲間の動きを見たりすることによって若干展開が変わります。

当初は、相談したら5対2対ゼロに分かれ、様子見したら2対3対2に分かれることにしたのですが、考えてみたら相談したのに未踏の通路が出来るのはおかしいですよね。なのでここのパラグラフを入れ替えます。

5対2の場合、男と女に分かれることにして、後の描写を楽にしようと思っていたのですが、ここで問題発生。マリーは男の娘なので、どうするべきか。

 

性別を偽っている登場人物の描写を地の文でどう扱うべきか。よくある話ですが、ミステリなど叙述の整合性を重視する文学以外ではあまり気を遣っていないようにも思います。

例えば「空色勾玉」では序盤に絶世の美少年が出てきますが、初登場時は堂々と女と書いてあります。まあ、すぐばれるのであまり問題になりませんが。。

空色勾玉 「勾玉」シリーズ (徳間文庫)

空色勾玉 「勾玉」シリーズ (徳間文庫)

 

 

さて、このゲームブックが一人称なら、主人公視点でマリーが男に見える訳がないので、女としてカウントしてまったく問題ありません。ただ、本作は二人称で、「あなたは誰?」とか書いてる以上、書き手はゲームマスターなんですよねー。なので出来ればウソはつきたくない。さりとて描写があまり不自然で読みづらくなっても本末転倒です。あと、主人公がマリウスの場合にも明らかな矛盾が生じないように書かなければなりません。この辺りは本作で一番気を遣うポイントですね。

とりあえず、「男は皆、中央の通路」とだけ書いてみます。男装の人物達、ということで。うーん、ずるいかな。。

 

あーと、先日、ソロンとホッブスのイベントが同じ分岐の先に重なってるのはいまいちと書いたのですが、いざその辺りまで清書してみると、その分岐は魔法が得意な主人公のルートなので、ソロンとホッブスが被るのは当たり前ですね。ここで安易にイベント発生パラグラフを入れ替えちゃうと、攻略不可能になってしまうおそれがあります。こういう原因で起きるバグ、ゲームブックには多いんですよ。気をつけないと。。。

 

今日はもうちょっと頑張る積もりますが、ブログはいったんここで締めときます。

あー、2週間で完成ならず。。。