ちゃなのゲームブック

ゲームブック作家「ちゃな」のブログです。Amazonキンドルで「デレクの選んだ魔法」等販売中!

セリフバラバラドラマ「意味がわかると怖いバラバラドラマ」リリースしました!

どうも、ちゃなです。

 

今回はゲームブックでもマーダーミステリーでもない、新ジャンルのエンタメでのリリース告知です。

その名も「セリフバラバラドラマ」。

バイヤー高橋さんが考案したエンタメの一形式です。

4人のプレイヤーに担当キャラクターと4つのセリフが与えられ、空気を読みながらひとつずつセリフを言っていき、16のセリフを並べてひとつのお話にするという、協力型ゲームです。

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……とまあ、ルールはシンプルなんですけど、これが実に奥深い!

イデア次第でどんなテーマのストーリーでも作れるし、難易度調整も思いのまま。紛らわしいセリフを沢山入れて間違えまくるシナリオにするのも良し、途中で真相がわかって思わすほろりとくる話にするのも良し。

最初からオチのセリフを知っている人がいるので、プレイヤー毎の立ち位置がかなり違うのもユニークなポイントです。オチとわかりづらいセリフを考案するのも作者の腕の見せ所だったりします。

 

さて、このゲーム、16枚のカードを4枚ずつランダムに配るシステムがあればOKなので、オフラインでももちろん遊べるし、オンラインサービスのココフォリアやユドナリウムでも容易に実装可能。

それを、マーダーミステリーアプリ「ウズ」でやっちゃおう、というのが今回のコラボ企画です。

本日2025年4月7日、なんと一挙にまとめて62作品がリリースされました!

 

それもそのはず、ウズでマダミスシナリオを作れるツール「ウズスタジオ」で運営さんがテンプレートを用意してくれたので、面倒くさいアルゴリズムを組む手間なしに、ただテキストを入力するだけで完成しちゃうんですから。

 

ちゃなは最初参戦する予定じゃなかったのですが、とある尊敬する作家さんに誘われて、ちょっと作ってみようかなと。

そして作りました。構想3日、執筆1日、実装1時間。

題して、「意味がわかると怖いバラバラドラマ」!

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はい、ほぼ出落ちですw

このスライドだけでわかる人はわかるでしょw

意味がわかると怖いバラバラドラマ

作品としてはまあ、見ての通りなのですが、一応ちょっとだけ趣向を凝らしました。

まずは、マーダーミステリーアプリ「ウズ」を用いているので、マーダー(殺人)を絡めること。

もうひとつは……プレイしてのお楽しみです。

いや、人によっては不愉快な気持ちになるかもなので、その辺は悪しからず。

 

いっぱいプレイしてもらえると、バイヤー高橋さんが配信してくれるそうです。

応援してもらえると嬉しいな。

けど、他にも面白そうな作品が60本以上もあるので、是非色々遊んでみてくださいね!

マーダーミステリー「アールの遺跡」リリースしました!

どうも、ちゃなです。

ちゃなのマーダーミステリー第11作「アールの遺跡」がマダミスアプリ「ウズ」からリリースされました!

アールの遺跡サムネイル

4人用1時間でプレイ料金はおひとりさま300円です。

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この作品はPROJECT ZIRCONのマダミスコンテストの応募作です。

PROJECT ZIRCONとは何か? まずそこから説明を。

 

PROJECT ZIRCONとは、コナミさんが提供しているユーザー参加型エンターテインメントのサービスです。

zircon.konami.net

このサービスというよりはプロジェクトでは、ユーザーがみんなでジルコン世界を創り、それをゲームとして世界に発出していくことを目指しています。

具体的には、ユーザーは誰でもジルコン世界のキャラクターを創造する権利を取得することが出来ます。購入した権利は、仮想通貨などでも用いられている非代替性トークンの技術によって保護されます。そしてそのユーザーが発案した設定がジルコン世界に公式に採用されていくのです。

現在、PROJECT ZIRCONの公式Discordサーバーのユーザー数は500名以上。サーバーに入ると各ユーザーはBRAVE、GLORY、FREEDOM、PEACEFULの四カ国に分かれ、様々なクエストに挑戦したり、国の運営のための話し合いに参加したりします。各種ギルドも充実しています。このあたりは他のオンラインゲームとよく似ています。

 

今回行われたマダミスコンテストは、ユーザーが所有しているキャラクターの何人かをお借りしてジルコン世界のシナリオを制作し、マーダーミステリーアプリ「ウズ」で発表するというもの。

もちろん、ユーザーの所有キャラが死んでしまっては困るので、基本的にはIF世界の出来事となります。しかしプロットやキャラ付けなどはジルコン世界の公式設定に準拠しています。

具体的には、この世界の住人たちがひとりひとつずつ持っている「ジルパワー」。これを設定に絡めることが、シナリオ制作のルールでした。

 

ジルパワーは人によって様々です。それもそのはず、数多くのユーザーが自分で決めたものですから。自身の速度を強化したり、圧倒的威力の攻撃を繰り出すといった戦闘に役立つ能力から、ビールの発酵速度を調整するという変わり種まで、バラエティ豊かな能力が登録されています。

各々のジルパワーは公式サイトから検索できるので、マダミスシナリオにおいても公開情報となっています。

 

そこでちゃなが選んだのがこちら(ようやく次作品の紹介に至りました)。

敵性存在を感知できる「アレン・ウォード」。

超威力と引き換えに武器と視力を失う「クナラ」。

猛毒のフラスコを操る「スーベニア」。

抗菌マスクでアデラマウス撲滅を目指す「タタ・サルレ」。

この4名が本作「アールの遺跡」のプレイアブルキャラです。

他にもノンプレイヤーキャラクターが多数、登場します。

 

彼らは、ジルパワーを使うのに必須となる「ジルコン鉱」の巨大結晶が眠るという古代遺跡を目指します。しかし先発した遺跡調査隊は全滅の憂き目に遭いました。「アールの遺跡」の秘密とは一体……?

 

……といった感じでストーリーは進んでいきます。

純ファンタジーで探索テイストの強いシナリオです。当然、各キャラのジルパワーが物語や謎解きに大いに関与してきます。

 

本作はマダミスプレイヤーだけでなく、PROJECT ZIRCONのユーザーの皆様にも楽しんでもらえることを目指して制作しました。

プレイ人数は4人、プレイ時間は1時間。短編マダミスのフォーマットです。

プレイ料金はおひとり様300円となっております。

是非遊んでみてください。

2024年の締めくくりに

どうも、ちゃなです。

2024年もあっという間に終わりを迎えつつありますねー。

今年は創作できたりできなかったり、ちゃなにとってはまあ、さほどの凶事もなく平和な1年でした。

 

1月にウズで4人用マーダーミステリー「尊氏の太刀」をリリース。

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2月にBoothで2人用マーダーミステリー「モセライ」をリリース。

booth.pm

 

そして8月にウズで5人用マーダーミステリー「アルヴは三度死ぬ」をリリース。

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10月にはBoothで4人用マーダーミステリー「命を継ぐ者」をリリースしました。

booth.pm

 

おお、意外と仕事できてるじゃないか!

 

実は、裏で2本ほど完成直前まできてる大型シナリオもあるのですが、諸事情により先が見えず。。ちゃなとしてはあんまし順調な気はしていないのですよね。

作りかけの1000パラグラフゲームブック「オクトシャードサーガ」も完成させたいし。

 

そんなわけで、来年もどしどし制作を続けたいと思います。まだまだネタはあるよ!

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。

マダミス新作「命を継ぐ者」

どうも、ちゃなです。

 

昨日は「これからミステリー」さんの第1回マーダーミステリー大賞の発表がありました。

fno-mystery.co.jp

 

ちゃなはオンライン部門に応募しました。見事大賞を受賞したのは綾部ヒサトさん。他のアワードゲッターでもあり話題沸騰中のマダミス作家さんです。

オフライン部門ではちゃなもテストプレイに参加したけにーさんの「ドルイドの城」が受賞しました。ケルト神話風の世界観が楽しめる作品です。

 

残念ながら拙作は選外となりました。

それがこちら「命を継ぐ者」。

chanagame.booth.pm

 

4人用GMレス、プレイ時間1時間。ココフォリアを用いますが、盤面にカードは10枚しかありません。しかも……という、とにかくミニマルな作品です。

 

舞台はファンタジー世界。宰相が王家に反旗を翻し、失われた「生命の秘術」を探しているところで、辺境の村で実は……というイントロから始まります。

 

本作は駆け引きにこだわりました。キャラを決める段階で既に勝負は始まっています。

マーダーミステリーにおける「投票」と「勝利点」そして「選択と決断」に焦点を当てた作品です。

自作品の系譜として見ると、「どちらかが親父を殺した」と「アルヴは三度死ぬ」のスピリットを引き継いだ作品となっています。両作をプレイ済の方は逆に「???」ってなるかもしれませんが。。

 

落選作を売るのもどうかとは思いましたが、色々考えた末、500円で頒布させていただくことにしました。

是非ご賞味ください。

マーダーミステリー「アルヴは三度死ぬ」リリースしました!

どうも、ちゃなです。

このブログは近年新作告知専用と化してしまって、そしてちゃなが遅筆のため更新も滞っているという次第なのですが。。

 

マーダーミステリーアプリ「ウズ」にて、拙作「アルヴは三度死ぬ」が昨日リリースされました!

アルヴは三度死ぬキービジュアル

本作は5人用3時間と、ウズ作品の中では比較的重めのシナリオになります。

 

こちらはウズ企画「あらすじから広がる世界」の参加作品として制作されました。

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ウズ運営と有志作家たちによる企画で、共通の書き出し

「町外れの路地裏にひっそりと佇む怪しい店。そこで売られている《商品》には不思議な力があるとか……。」

から各々の作者が思い思いにストーリーを構築するという試みです。

この書き出しもメンバーのアイデア会議で決めました。

怪しい店とは何なのか、商品はどのようなものか、そもそも舞台はどこでいつの時代なのか……作品によって解釈や味付けは様々です。

2024年8月1日を皮切りに全10作以上がリリースされました。

すべて遊ぶと、さらなる仕掛けが……

 

拙作「アルヴは三度死ぬ」も当然、この出だしから始まります。

しかし、物語はいきなりの急展開。
タルトニア首都の下町「奇跡を呼ぶ店」を訪れた4人の一癖ある客人たちの眼前で、店主が殺されることに。

しかもこの店主「アルヴ」は、プレイアブルキャラ??

「被害者役」が好きな方にオススメです。

 

本作は「歴史体現マーダーミステリー」。

重厚な世界観と、プレイヤーの選択により千変万化するプロット、そしてビックリするギミックが、これでもかというくらい詰め込まれています。

さらに、ちゃな作品としてははじめて、プロのイラストレーター「柊月」様にキービジュアルとキャラデザインをお願いしました!

 

調子に乗ってプロモーションムービーも作っちゃいました。

www.youtube.com

 

本作は「ウズ」でのみプレイが可能です。

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「ウズ」はマーダーミステリー専用アプリとして、さらに誰でもシナリオを制作・投稿できるツールとして、そのうえストーリープレイングや謎解きゲーム、一人用パズル作品などにも対応したエンタメツールとして、日々進化を遂げています。

 

是非ご賞味ください!

マーダーミステリー「モセライ」リリースしました!

どうも、ちゃなです。

 

ブラウザで画面を共有したりダイスを振ったりパラメータを弄ったりしてインターネット上でマルチプレイヤーゲームを楽しむためのサービス(というだけでは言い表しきれない高性能ななにか)である「ココフォリア」の運営さんが、このたび「CCFOLIA GAMES コンテスト 2023」を開催しました。

campaign.ccfolia.com

先日このブログで告知したように、ちゃなも作品を応募しました。

拙作は選外でしたが、コンテスト自体は100以上の作品が集う大盛況。マーダーミステリー界隈で有名な作家さんも何人も参加しており(そして落選しており)、めちゃめちゃレベルの高い戦いとなったようです。

すべての作品に審査員の一言コメントが寄せられていました。

運営の皆様、誠にお疲れ様でした!

 

そして拙作はこちら。

chanagame.booth.pm

「モセライ」。変わったタイトルですが、ちゃなにしては珍しく、構想時点から「これしかない!」と思っていたもの。

本作は2人用のマーダーミステリーです。しかし、マダミスというには非常に難のある作風。審査員コメントでも「マーダーミステリーライク」と書かれていましたねー。

一応、殺人、犯人がプレイアブルキャラ内にいる可能性、真相推理、ロールプレイ、駆け引き、没入感、余韻……様々な要素が含まれています。

しかし、ジャンルは何なんだろう? テストプレイヤーさんからも、「これはマダミスじゃないよなあ。なんと形容したら良いんだろう? 謎解き? うーん……」と困惑のコメントを頂きました。

 

2人用、本編40分の短編です。

最大の特徴は、再プレイ可能なこと。

2人のプレイアブルキャラのうち、PC2は何度でも繰り返しプレイが可能です。

ちゃなもテストプレイで1人のプレイヤーさんと2人で遊ぶことが何回かありましたが、勝ったり負けたりでした。

勝ったり負けたり?

はい、PC2には勝利条件があります。そして、難易度「極」です。

一方で、初回しか遊べないPC1には勝利条件がありません。難易度は「ゼロ」です。

さらに、2人のうち1人は、ココフォリア画面を全く見ることがありません。

ココフォリアコンテストでそんな作品出す?(笑

そんな妙ちきりんな作風です。

 

他にも、遊んで初めてわかる、なかなかにひねった要素を入れてあります。

プレイヤーとは……?

マダミスとは。

……まあ、難しく考えることはありません。

箸休めに気軽な気持ちでご笑覧ください。

作者GM(というか、作者がPC2を担当)卓も承ります。解説込みで1時間で終わるので、本卓の前にでも是非どうぞ。

竹原市マダミスコンテストに参加しています!

どうも、ちゃなです。

 

昨年はなかなか制作に滞った1年でしたが、今年は1月からいきますよー。

 

竹原市マーダーミステリー「尊氏の太刀」

こちらは広島県竹原市で行われる「竹原市マダミスコンテスト」への出展作です。

 

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最近は自治体とタイアップしたマーダーミステリーの企画もちらほら聞こえてくるようになりましたが、街ぐるみでマダミスコンテストを開催するのはこれが全国初みたい。

 

竹原市を題材にしたシナリオが、マーダーミステリーアプリ「ウズ」で次々とリリースされます。

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拙作「尊氏の太刀」は2024年1月16日(火)からプレイ可能になります!

 

このシナリオは4人用、本編60分。プレイ時間は応募作品の中ではかなり短めですね。ただし、展開によっては延長があり得ますので、時間に余裕を持ってプレイされることをオススメします。

広島県にゆかりのある南北朝時代の武将、足利直冬にまつわる歴史ミステリー……と思いきや、「尊氏の太刀」鑑定会に端を発するドタバタコメディからの急転直下、まさにジェットコースターのような60分間が体験できます。

なにしろ議論時間はたったの23分。ひとり6分も喋れない。なのに、投票が全部で4回もあるのですから。

情報量は少なく、読込時間は短縮可能なくらいですが、初心者向きかと言われると、ちょっと忙しすぎるかもですね。。

推理も謎解きも駆け引きもキャラ作りも物語展開も楽しめるシナリオに仕上げました。忙しいですが。。

 

どうぞご笑味ください!