ちゃなのゲームブック

ゲームブック作家「ちゃな」のブログです。Amazonキンドルで「デレクの選んだ魔法」等販売中!

ソーサリアンTEXTでキングドラゴン戦!

どうも、ちゃなです。

 

往年の名作コンピュータRPGソーサリアン」の世界観を電子ゲームブックで表現した有志サイト「ソーサリアンTEXT」。

現在、22作品がプレイ可能となっています。

ちゃなも2作品寄稿しています。

www.web-deli.com

 

実は今、原作のラスボス戦をモチーフにした連作「ドラゴンモード」がクライマックスを迎えているところなんです。2019年7月26日に最終ボス「キングドラゴン戦」の前編が公開されました!

ドラゴンモードの各シナリオに挑むにはいくつかの条件をクリアしなければならず、さらに最終シナリオの開放条件はドラゴンモードの全シナリオのクリアとなっています。つまり最終シナリオ「終末の双王」をクリアしたあなたこそ、ソーサリアンTEXTマスター!

ここでいち早く「終末の双王」前編をクリアした私が、あらためて各シナリオをざっくり紹介してみたいと思います。

 

シナリオ1「新・消えた王様の杖」(253シーン)

ソーサリアンTEXTのシステムを使った色んな仕掛けが施されている、チュートリアル的存在……なのですが、実はこのシナリオ、結構長い!本サイトの仕組みを理解しつつ、何回かに分けて挑んだ方が良いかもしれませんね。

 

シナリオ2「ゼロの創造」(160シーン)

オープンフィールド、シティ、ダンジョン、戦闘と基本要素を押さえ、日本ファルコムの名作「イース」につながる壮大なプロットを描いた作品です。完成度は本サイトで随一ですね。

 

シナリオ3「プレアオブ・ドールズ」(24シーン)

選択肢のほとんどない、実質ノベル作品です。人形のこころをテーマにした幻想的な世界観で、優しい気持ちになれます。

 

シナリオ4「災厄の夜-テンペスト・ナイト-」(125シーン)

拙作です。原作ソーサリアンの場面をちりばめて、原作における七星魔法のシステムをフローチャートに組み込みました。選択肢によるデッドエンドはほぼないので、クリアするだけなら非常に簡単です。

 

シナリオ5「少女は英雄を語りて」(339シーン)

本の世界を旅するお話。長編ですが、起承転結がはっきりしていてサクサク進みます。

 

シナリオ6「鉄腕の吸血姫」(39シーン)

ヴァンパイアをテーマにした短編。バッドエンドはありませんが、最後に究極の選択が……

 

シナリオ7「その名はドラゴンスレーヤー」(625シーン以上)

完全双方向の超大作。戦闘が主体で、大幅にルールが拡張されています。全5部構成で現在は第3部まで公開されています。

 

シナリオ8「ラミディアの魔法使い」(168シーン)

ロマンシアをモチーフにした短編。黎明期のアドベンチャーゲームを彷彿とさせますね。攻略は意外と手強いです。ラスボスの倒し方がまた面白い。。。

 

シナリオ9「わたしの猫を探して」(25シーン)

タイトル通りのコミカルなシナリオです。ボリュームは最小ですが、町の人の反応は意外にコロコロ変わりますよ。

 

シナリオ10「魂の選択」(30シーン)

謎の幼女とともに旅をするお話……なのですが、隠しフラグ(パラメータによる分岐?ランダム?)が仕込まれるようで、思わぬ展開に導かれることも。。。紙のゲームブックでは再現不能な気まぐれシナリオです。

 

シナリオ11「戦国ソーサリアン外伝・上杉謙信の章」(48シーン)

原作の戦国ソーサリアンの裏話とも言えるシナリオ。短編ですが、歴史背景はがっつり押さえられています。

 

シナリオ12「ソーサリアン性格診断占い」(30シーン)

種族、性別、年代を指定するとあなたの本性を言い当ててくれるという異色のシナリオ(?)。アイデアの勝利ですね。

 

シナリオ13「トラベラーズ☆イン」(30シーン)

原作ではシナリオ終了後に訪れる宿屋の幕間をモチーフにした作品。博打や暗号解読などのギミックが詰め込まれています。

 

シナリオ14「終焉のゼロ-ドラゴンモード0-」(51シーン)

味方勢力を引き連れてペンタウァまで逃げ延びるというタワーディフェンス系シナリオ。運と判断力が勝敗を分けます。

 

シナリオ15「常闇から来たる影」(70シーン)

原作シナリオ「盗賊たちの塔」の後日談的シナリオ。シャドードラゴンが立ち塞がります。NPCの活躍っぷりに目を見張ります。アナザーエンドもまた趣があります。

 

シナリオ16「裏切り者の流儀」(33シーン)

期限までに情報を集めないと真の裏切り者は見つかりません。初見でクリアするのは非常に難しいでしょう。でも、外れの選択肢にもそれぞれニヤリとさせられます。

 

シナリオ17「黄泉へ送るレクイエム」(68シーン)

原作「暗黒の魔道士」の後日談。NPCブルードラゴンの新解釈など、とても美しくまとまったシナリオです。反面、フローチャートはデッドエンドが多く結構ハードコアになっています。

 

シナリオ18「金竜の陰謀」(64シーン)

拙作。前半は転職を駆使して町を探索。後半はゴールドドラゴンとの決戦です。

 

シナリオ19「時を越えた協力者」(53シーン)

いわゆるループもので、何度も巻き戻されながらゴールを目指します。協力者のことを考えるとちょっと切ない気持ちになりますね。。。

 

シナリオ20「ドラゴンネゴシエーター」(39シーン)

ドラゴンを倒すのではなく和平を目的とする異色のシナリオ。短編ですが、手順を間違えると詰みます。エンディング後に明かされる真相は実にウイットが効いています。

 

シナリオ21「怪竜奇術のソーサリアン・アパート」(30シーン)

紹介文から察するにどうやら現代もののようですが、現在公開待ちになっています。

 

シナリオ22「終末の双王-ドラゴンモード-」(シーン数未定)

キングドラゴンとの最終決戦に赴くソーサリアン。前編ではこれまでのシナリオとのつながりが丁寧に描かれています。戦いはまだ始まったばかりです。

 

いかがでしょうか?

 

いよいよ来月、ドラゴンモードも完結に向かいますね。22作品というとなんとあの「マーベル・シネマティック・ユニバース」の作品数にも匹敵するじゃありませんか!こんなプロジェクトに関わることができて、私もつくづく幸せです。

是非プレイしてみてくださいね!