どうも、ちゃなです。
私は数年前にちょっとだけロンドンに住んでいたことがあります。英語も苦手で、物価も高く、慣習の違いに苦労することも多かったですが、現地で何度かゲーム会に参加できたのは良い思い出です。
ロンドンにも、アナログゲーム愛好家は数多くいます。週末になると、その辺のパブを借り切って、コンベンションが開かれるのです。
だいたいのところで、入場は無料。普通に居酒屋として営業しているので、お酒や料理を注文しながら、パートナーを見つけて好きなだけゲームを楽しめます。ゲームは主催者が持ち込んでいたり、プレーヤーが持ち寄ったりと、様々です。50~60人規模のところもあり、お酒飲みながらの人もいるので、割とゆるゆるです。
よくプレイされるゲームは、日本でもおなじみの「パンデミック」「ラブレター」「ゴキブリポーカー」など。アメコミものもよく見かけました。
ごきぶりポーカー (Kakerlakenpoker) カードゲーム
- 出版社/メーカー: Schmidt Spiele Gmbh
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「タケノコ」「花火」「キング・オブ・トーキョー」など、日本をテーマにしたゲームも遊ばれています。
重ゲーも結構プレイ人口が多いようです。「電力会社」「世界の七不思議」なんかは、大会が開かれるほどです。
世界の七不思議 (7 Wonders) 日本語版 ボードゲーム
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クニツィア先生も人気で、クニツィア縛りの大会もありました。優勝賞品はサイン色紙。私はその日は「頭脳絶好調」「ロストシティ」「ラー」なんかをプレイしました。
残念ながら日本製のゲームを見ることはありませんでした。。。
海外でプレイするとなると、言語依存がもろにのしかかってきます。「ゴキブリポーカー」でさえも、"This is a bat!" "Rat?" "No, bat!"みたいな感じです。
とにかく、ルール説明がなかなか頭に入ってこない!それでも、基本ルールはなんとなくわかるのですが、細則や例外事項についてうまく質問できなくて戸惑うことがしばしばありました。
リソースマネジメントの傑作「コンコルディア」は、カードの点数づけがよくわからず、最後まで1枚もカードを買わずに終わってしまいました。それでもビリにはならなかったのが奥深いところですが。
そして重ゲー中の重ゲー「Archipelago」に至っては、初回プレイではゲーム終了までルールが理解できず。。。
本作は、探索、交渉、建築、リソースマネジメント、終了条件隠匿等、数多くの要素を組み込んだ大作で、プレイ時間も長編シナリオでは4時間に及びます。愛好家の方に誘われて、計3回プレイしました。
そして私自身、買っちゃいました。日本でも何回かプレイしましたけど、「全員敗北」で終わりやすいので、結構ハードです。
日本ではアナログゲーム会の情報はウェブやミクシィ等で探したり、ゲームスペースに通ったりすることが多いと思いますが、ロンドンでは"Meetup"というSNSが流行っています。
こちらは催し物を中心としたSNSで、同好の士とかローカルイベントを探すのにとても便利でした。
Meetupは日本にも上陸しているのですが、残念ながらあまり普及していません。
あと、ロンドンでアナログゲームを買うなら、なんといっても”Orc's nest"です。
2階建ての狭い店内にボードゲームやTRPGがひしめき合っています。私が滞在していた頃は、Pathfinderが全盛で、ラブレターのバージョン違いも10種類以上ありました。
私の住んでいたのはテムズ川の南側の下町なのですが、徒歩3分のパブで毎週ゲーム会をやっている小さなグループがありました。主催者のマシューさんには大変お世話になりました。
機会があれば是非また行ってみたいですね。
本当は、TRPGセッションに参加したかった!ロンドンではD&Dも盛んです。でも、どうしても言葉の壁があるんですよね。。。
以上、ロンドンのアナログゲーム事情でした。
はじめてゲームブックと関係ないこと書いちゃった。