箱詰めにされた娘を蘇生した見返りに付与をもらったDerilion。娘はさっそうと去っていきました。Derilionも先を急ぎます。
ちなみにこの作品は三人称で書かれています。英文学的な読み替えで、主人公のことをDerilionと呼んだり、The hunterとかAdventurerとか呼んだりするので、結構紛らわしい。。
付与はもらえましたが、せっかくの倉庫で何にもアイテムが見つからないのはもったいない。しつこく他の箱を漁ります……が、失敗。箱が弾け飛びました。Speedのテストは8で失敗、1ダメージ。
箱から飛び出してきたのはWerecatです。小さな箱を開けたかと問われますが、小さな箱には手を出していませんよね。
うーん、こいつも想像したより大きいなー。戦闘です!
Werecat Speed8 Accuracy8 Damage2 Health6
敵の先攻。こちらの攻撃は全弾命中しましたが、敵からも3発食らいました。DerilionのHealthは10に落ちます。
Werecatを始末してDerilionは剣をぬぐいます。この子は長いこと箱に閉じ込められていて空腹だったのでしょう。ちょっとかわいそうに思いながら他の箱を一瞥。そろそろ部屋を後にする時だと悟ります。
すると、出口の前に一人の少女が座っているのに気づきました。一体いつからいたのでしょうか?この子も魔女なのでしょうか。
「あなた、箱を開けたわよね?」
まあね、どうせ見てたでしょ。
「そう、では税金を払ってもらうわ。箱一つにつきアイテム一個。例外はなし」
……嫌だなあ。というか、手に入れたのは付与一つで、それも能力と引き換えだから、税金払ったら完全に赤字なんですが。。
ええと、大釜の箱と、娘の箱と、Werecatの箱で3つですね。
うーん、今持ってるアイテムはどれも使えそうで意味ありげで、あげちゃうのは微妙ですね。。あ……ここは、矢3本にしておきましょうか。ちょっとズルっぽいけど、ダメとは書いてないし。「ソーサリー!」でも丸石やゴブリンの歯が物々交換に大活躍してましたよね。
「それともう一つ、同心円の書いてある石を持ってないかしら?」
はあ、輪の模様の書かれた丸石なら持ってますけど。多分これのことですよね。
使い道なさそうだし、ここであげちゃいましょう。
ところが、せっかく石をあげたのに少女は不満そうです。
「いいわ。……緑のポーションは持ってない?とっても珍しいという噂だけど」
残念。
「あーもう」
そこで少女はぞっとするような微笑みを浮かべました。Derilionは戦慄します。これは……殺気!
Witch Speed10 accuracy10 Damage2 Health8
つ、強い!当然ながら敵の先攻。Derilionは攻撃を一発外し……あ……死んじゃった……!