ちゃなのゲームブック

ゲームブック作家「ちゃな」のブログです。Amazonキンドルで「デレクの選んだ魔法」等販売中!

「サイボーグを倒せ」チャート解析 その4

どうも、ちゃなです。

 

フローチャートを解析してゲームブックを丸裸にしてしまうシリーズ第10回、スティーブ・ジャクソン先生の「サイボーグを倒せ」。今回で最終回です。エンディングまで攻略しますのでネタバレご免ください。

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 「電撃」が得意な主人公であれば、虐殺鬼と戦って、恐怖結社の会議が始まる時刻についての情報を得ておきましょう。「思念力」は虐殺鬼には効きません。ちなみにこいつは技術点が12もあるので、「超技術」でも勝利は覚束ないところですし、たとえ勝てても後で詰むことになります。

 

では「超技術」の使い手はどうしたら良いかというと、難敵「大頭脳」との戦いが待っています。こいつは主人公と同じく遺伝子操作で生まれた怪物で、強力なテレパシー能力を持っています。「思念力」で戦いを挑もうものなら、主人公と違ってたっぷり休養を取っているという理由で制圧されてしまいます!また、「電撃」や「超体力」で挑んでもバッドエンド。「超技術」しか大頭脳を倒せる道はないのです。テレパシーは電撃や物理攻撃を圧倒するけれど、ジャマーに弱い。なかなかよくできた展開ですね。。。

 

そして最後のイベント、大統領暗殺事件です。あらかじめ犯人の狙撃場所を知っていなければ食い止めることはできません。またここでポイントなのは、犯人に電撃を浴びせてはいけないということ。被害が拡大してしまいます。

なおこの事件、作中で最悪の事件の割には、ゲームクリアにはまったく関係ありません。

 

そしてなんとここで初めてすべてのルートが一つに収束します。

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最後は、恐怖結社の会議に乗り込んで敵の首領ウラジミール・ユトシュスキーを打ち倒さねばなりません。しかし、主人公はいつどこで会議が行われるかを知っているでしょうか?主人公の超能力によって、会議の行われる場所も時間も異なります。ジェット機の中だったり、場末のクリーニング店だったりと様々です。展開によって今日の日付も変わってしまうのが面白いですね。。。

 

首尾良く会議場に乗り込んでも、敵はチタニウム・サイボーグ。技術点18、体力点20という、バルサス・ダイアも真っ青な豪腕を誇る上に、ダイス目をズルしても結局ひねり潰されてしまいます。

それを防ぐために必要なのが、「回路妨害器」。これ、もうちょっとかっこいい名前はなかったんでしょうか……?原文ではCircuit Jammerで、まあ直訳なんですけどね。。

 

弱体化したボスを見事打ち倒すことができれば、英雄点10点をもらってエンディングです。

ちなみにこの最終決戦をし損じると、ペンタゴン保有する衛星「スター・ウォーズ」を乗っ取られてタイタンシティは灰燼に帰すことになります。アメリカ、ヤバすぎです。。。

 

はい、お疲れ様でした。

細切れにしてしまうとわかりづらいですが、ゲームクリアのためにはいくつかの手がかりと「回路妨害器」を入手することが必須となっている本作は、行き当たりばったりでプレイしてもまずクリアできません。見た目に反して不自由な作りになっているのは賛否が分かれそうですね。ファイティングファンタジー初のスーパーヒーローものということで、もっとおおらかな構成にしても良かったのではないかと当時は感じたものです。でもまあ、ジャクソン氏は、ただ並み居る敵を倒して終わりではなく、攻略しがいのある作品に仕上げたかったのでしょうね。

 

その後、ヒーローもののゲームブックもちらほら見かけるようになりました。

魔人竜生誕 (幻想迷宮ゲームブック)

魔人竜生誕 (幻想迷宮ゲームブック)

 

 

あと、個人的には「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」なんかは、すごくゲームブック向きの作品だと思います。衝撃のエンディングに至るまでには数多の選択があり、どこで誰が違う道を選んでも、未来は大きく変わっていたでしょう。。 

 

お付き合いいただきありがとうございました! 

「サイボーグを倒せ」チャート解析 その3

どうも、ちゃなです。

スティーブ・ジャクソン氏によるスーパーヒーローゲームブック「サイボーグを倒せ」。

本作は4つの特殊能力から1つを選び、タイタンシティを縦横無尽を駆け巡って怪人どもをやっつけるという爽快な作風……なのですが、実はエンディングにたどり着く難易度が半端ないんです。。

実はちゃな自身も正規のプレイでクリアできた記憶がありません。

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 「超技術」を選んだ場合は、電車のスリを捕まえてそのポケットからたばこの空き箱を抜き取り、中に入っていた紙片をコンピュータで解析するという離れ業をやってのけなければなりません。このスリは存在自体がチンケなのに様々な手がかりを持っている、食えない男です。

 

一方で「思念力」を持つ主人公の場合、誘拐犯を追ってパン屋へ。店員の心を読んでも犯人を捕まえることはできませんが、そこに偶然通りがかった少年が敵対組織FEARの重要な情報を持っています。映画とかだとよくある展開ですが、意図的にこのルートに行き着くのは至難の業ですよね。。。

 

本作は単方向作品なのですが、途中で道筋が完全に合流することがまったくありません。非常に複雑な分岐を示しています。 

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「超技術」を持っている場合、ライオンの檻の下にある隠し部屋に入って演技監督と戦います。彼を降参させると、合い言葉が「水銀」であることを教えてくれます。

実はこのパラグラフを通らなくても、後ほど合い言葉を当てずっぽうで選べば最終戦闘に臨めるのですが、それはちょっと卑怯というものでしょう。他方でライオンの檻の秘密については、前半であらかじめ手がかりを手に入れておかねばなりません。

 

放射能の実験で狂人になってしまったシドニー・ノックスとの戦いに勝つと「回路妨害器」が手に入ります。ラスボス戦での必須アイテムです。

この事件を見逃しても、展示会でアンドロイドを倒せば回路妨害器は手に入ります。ただし、主人公の特殊能力が「思念力」の場合、アンドロイドに勝てないので、ここが唯一のチャンスになります。また「超技術」の主人公も、他の事件との兼ね合いで、アンドロイドに挑む余裕はありません。

 

いよいよ終盤戦です。

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ドクター死神との戦いに挑むべきなのは、「電撃」の特殊能力を持った主人公です。恐怖結社の会議がクランセイ湾で行われるという重要情報が手に入ります。まあこのことを知らなくてもヤマカンで会議の場所にたどり着くことはできますが。。。逆に「思念力」では死神に返り討ちにされてしまいます。

 

一方、「超技術」を持っている場合は、ドクター死神に挑んでいる場合ではありません。ノックス事件の後で氷の女王と決着をつけましょう。

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ところが氷の女王は表に出てきません。氷漬けになったスタンレイ・プールを見てピンとこなければならないのです。幸い、先に合い言葉を入手していれば、そのすぐ後で氷の女王についての手がかりを得ているはずです。

 

続きます。

「サイボーグを倒せ」チャート解析 その2

スティーブ・ジャクソン氏のゲームブック「サイボーグを倒せ」。

この作品、実は安田均先生が既にフローチャートを公開しています。

今回、ちゃなはあえて安田先生のチャートを参照しないで自分でチャートを作成しました。まあ、間違っていたら、ご愛敬ということで。。。

 

では、始まりのところから見ていきましょう。

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右上に並んでいるのは、選んだ超能力毎にもらえる「手がかり」です。特に「超体力」を選んだ場合、ここで必ず手に入る手がかりを後で活かさないと、ゲームをクリアすることができません。

 

濃い青のパラグラフは、パラグラフジャンプのための手がかりを必要とするパラグラフです。例えば、パラグラフ405ではリッチ親分のメダルを見つけて彼を追跡する機会が与えられます。手がかりがないとリッチを逮捕して英雄点を得ることができません。

 

他方で、別の事件を追いかけている最中にも手がかりが手に入ります。

なお、超体力を持っている場合、パラグラフ137で「35の反対」というヒントが得られますが、残念ながら私はこの意味が最後までわかりませんでした。

 

引き続き様々な事件が起こります。

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本作ではいわゆるデッドエンドは最後を除いては少なめです。しかしハイジャック犯「拷問鬼」への対応を誤ると主人公といえど墜落死を免れません。他にも、乗客全員死亡というトラウマティックな展開もありえます。

 

さて、本作の最終目的は「恐怖結社」のボスを捕らえることなのですが、そのためには結社の幹部が集まる会議の場所や時間を突き止めなければいけません。そのための手がかりは様々なところに散らばっています。なんとなく事件を解決していると、最後の最後に会議を止められずにバッドエンドになってしまうのです。

例えば、「超体力」を持つ主人公の場合、拷問鬼を逮捕すれば、恐怖会議が行われるのが27日であることが明らかになります。ここで聞き逃すと、もはや詰みなのです!

しかし他の特殊能力の場合、この情報は手に入りません。別の場所で他の情報を入手する必要があります。

こういった形で、冒頭で選んだ主人公のタイプ別に攻略手順が異なるのが本作の特徴です。リプレイ性を高める一方で、攻略の難度を引き上げる要因にもなっています。

 

さて、主人公はヒーロー活動のため出社できず、上司からこっぴどく叱られます。正体隠匿ヒーローのお約束ですね。しかしその後の余暇の過ごし方にもご用心。

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「電撃」を持っている場合、ボスの機嫌を取るために是非デパートのゲーム売り場に足を運んでください。そこで遭遇した火の戦士を倒すことで、会議が28日に行われることが判明します。書籍売り場で「火吹き山の魔法使い」なんて買っていてはいけませんよ!

 

まだまだ中盤戦ですが、読者によっては既に詰んでしまっていたりして。。次回に続きます。

「サイボーグを倒せ」チャート解析 その1

どうも、ちゃなです。

ゲームブック執筆が煮詰まってくると、唐突に他の作家さんの作品を解析をしたくなることがあるんですね。。

というわけで今回はチャート解析第10回、スティーブ・ジャクソン氏の「サイボーグを倒せ」です。ちょうど世間は「アベンジャーズ」祭りの真っ最中ですしね。

サイボーグを倒せ?ファイティング・ファンタジー (17)

サイボーグを倒せ?ファイティング・ファンタジー (17)

 

 

本作はファイティングファンタジーシリーズの一作で、原題を”Appointment with FEAR"と言います。舞台は現代の米国タイタンシティ、主人公は「シルバー・クルセダー」というスーパーヒーロー!いわゆるアメコミものですね。

日本語の冊子はとうに絶版していますが、STEAM等のアプリは現在でもプレイ可能です。描写がアメコミ風にアレンジされています。

store.steampowered.com

 

本作の主人公は名前をジーン・ラファイエットと言います。無色透明の「君」ではありません。表の顔は会社員ですが、コスチュームに着替えて「シルバー・クルセダー」としてヒーロー活動をしています。「スパイダーマン」タイプですね。伯母さんがいるのもそれっぽいところ。犯罪者に素顔を見られてしまうとバッドエンドになります。

 

さて、本作では主人公の特殊能力を「超体力」「思念力」「超技術」「電撃」の4種類から選ぶことができます。

「超体力」はいわゆるスーパーマン。筋力が爆発し、原技術点は13になり、空を飛ぶこともできます。最も死ににくいタイプだと思います。

「思念力」はテレパスですね。他人を操ったり、物体を動かしたりできます。

「超技術」では、腰の飾りベルトに収納したハイテク兵器を使いこなします。

そして「電撃」は一撃必殺の高圧電流を操るのですが、放つたびに体力点を2点消費し、さらに技術判定に成功しないと命中しないのが困りものです。原技術点が低いと苦戦しそうですね。

 

いずれかを選ぶと、二つの「手がかり」を得たうえで、ゲームスタートです。

主人公はいつもの技術点・体力点・運点の他に「英雄点」というパラメータを持っています。これはシナリオクリアのボーナス点のようなもので、ゲームクリアにはまったく影響しませんが、高いほど優秀なヒーローと見なされることになります。

 

それではチャートを見てみましょう。

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はい、例のごとく、これだけでは何やらわかりませんね。。。

でも、全体がいくつかのクラスタにまとまっている感じがなんとなく見えますでしょうか?このクラスタ一つ一つが様々なヴィランの引き起こす事件に該当しているんです。

赤いマスは戦闘です。黄色のマスはデッドエンドです。

そして特徴的なのが、水色マス。これらのパラグラフではヒントが得られます。そのほとんどが、パラグラフチェンジのためのフラグになっているのです。

 

なお、本作ではいわゆる「アイテム」がほとんど出てきません。冒険記録紙にもアイテム欄が存在しないのです。ただ、終盤で手に入る「回路妨害器」は唯一にしてクリアに必須なアイテムになっています。

 

続きます。

ソーサリアンTEXT「金竜の陰謀」 製作裏話

どうも、ちゃなです。

ソーサリアンTEXTのドラゴンモードシナリオ「金竜の陰謀」、お楽しみいただいているでしょうか?

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ちゃなは以前にもソーサリアンTEXTに「災厄の夜−テンペスト・ナイト−」を投稿しています。同作では「原作ソーサリアンの基本15シナリオすべてのネタを散りばめる」「原作ソーサリアンのシステムに則って七星の組み合わせで魔法を開発する」というコンセプトを採用しました。その分、フローチャートは極めてシンプルなものになりました。

 

対して今作は、パラグラフ数こそ64しかありませんが、双方向型シナリオ、職業によって開かれる選択肢、アイテムやフラグを限定した隠しテキストといったギミックを色々と取り入れています。

 

(ここからはネタバレを含みます)

 

砂漠王ルワン

 

実は「テンペスト」を執筆しているうちに、ちゃなのオヤジ趣味が顔を出して、砂漠王ルワンが大好きになってしまったんですよねー。ルワンは原作では一言も喋らずただ戦って倒すだけの敵なのですが、交易都市ヴァラージを長く治める領主なのですから、ただの小悪党であるはずがありません。

ゴールドドラゴンの幻影を出して戦うというのも、もしかしたら外敵の命を奪わず追い払うためだったのでは……?そして、そのゴールドドラゴンとは、ルワンが幼き日に見た巨大な竜の姿を再現したものだったのかもしれません。

 

というわけで、ちゃなのシナリオの中では、ルワンは尊大でいけ好かない嫌な奴ですが、根っからの悪人ではありません。原作「呪われたオアシス」でソーサリアンに敗れた後は、オアシスの呪いを解いてペンタウァの王様と和解し、ヴァラージの良き領主として君臨しているという設定になりました。砂漠の民はきっと反骨精神が盛んですから、ルワンのように傲岸不遜な男に憧れるところもあるでしょう。。。

 

さて、一方で本作のラスボス「金竜」です。

ルワンが作り出したのはあくまでも幻影。オリジナルは比べ物にならない強さのはず。

強くするためにはでかくすればいい!というわけで、全長100m以上(多分)もある巨大なドラゴンがペンタウァの王城を押しつぶそうとしているイメージが生まれました。

 

金竜の性格は、今思えば、コンピュータRPG「バルダーズゲート2」のファークラーグ卿に似てますねー。彼も主人公に逆ギレしてたぶらかし人間同士で殺し合いをさせて楽しむというなかなかなご趣味をお持ちです。

しかし同時に、金竜は世界の守護者としての理念をも持っています。なので、666年に一度の災厄が人間によって防がれたことや、一介の人間がドラゴンスレイヤーを手に自分達に挑むことなどは、まったくもって受け入れがたいことなのですよね。

プライドの高い金竜は、同じドラゴンに対しても時に軽蔑の目を向けています。作中ではレッドドラゴンブルードラゴン、シャドードラゴンをディスっていましたね。きっとヴァイデスとも仲が悪いでしょうね。

金竜が唯一認める存在は、「ザガ」すなわちキングドラゴンです。曲者揃いの竜族の中で、自分こそが唯一のキングドラゴンの理解者であるという自負を持っています。

(ちなみに「ザガ」とは「ザ・ガ○○○」の略です。ファルコムファンのあなたなら、わかりますよね?)

 

……というわけで、実は良い人だった砂漠王ルワンと、人間には決して理解できない存在である金竜のキャラが決まり、そんな金竜をブチギレさせたルワンの「大人になれよ」というセリフを思いついた瞬間に、このシナリオは完成したのでした。

 

職業システム

 

システム面では、せっかく実装された「職業システム」を使いこなそう、という思いが最初にありました。

ただ、ソーサリアンでは種族と年代によって就ける職業にかなりの格差があります。どんな主人公でもクリア可能にするため、様々な選択肢を用意して、行き当たりばったりでもなんとなくクリアルートが見えるよう工夫したのですが、ここのところはちゃなの中でまだ不完全燃焼かなあ。。。

ちなみに、ソーサリアンが一瞬で転職可能なのは、ありきたりですが、幻惑の霧の中にいるからですね。

 

金竜戦

 

ラスボス戦のコンセプトは、「歴代最強のラスボスを目指す」ことと、「デフォルトのソーサリアンTEXTの戦闘ルールをなるべく変えない」ことでした。

前作「災厄の夜−テンペスト・ナイト−」では、とにかく災厄の恐ろしさを表現したくてかなり無茶苦茶な強さにしてしまったので、今作はあくまでもルール内での強さを目指すことにしました。

ところが、ソーサリアンTEXTの戦闘システムはシンプルで、基本的にどの敵も一回殴れば死にます。その際主人公がどれだけダメージを受けるかによって敵の強さを表現しています。

なので、このダメージを1000とかにしてしまえば「強い敵」を表現できるのですが、それでは流石に味気ない。

コンピュータRPGとかでも、強敵というのは、「いくら殴っても死なない」「一撃で味方を壊滅寸前にする」の二つの要素を持っています。

そこで、前者に関しては金竜のパーツごとにパラグラフを分離して弱点を順番に突かなければ倒せないようにして、後者は必殺技「衝撃波のブレス」に委ねることにしました。

 

こんな感じで制作された「金竜の陰謀」。小品ですが、作っていてとても楽しい作品でした。このような制作環境を与えてくれたスタッフの皆様に、改めて感謝申し上げます。

実は、ソーサリアンのネタであと2つほど制作したいものがあるんですよねー。余裕があれば、いずれお披露目したいものです。。。

ソーサリアンTEXT「金竜の陰謀」

どうも、ちゃなです。色々あってご無沙汰していました。

本日は、新作ゲームブック「金竜の陰謀」が公開されました!

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こちらは、以前にご紹介した「ソーサリアンTEXT」。日本ファルコムさんの名作コンピュータRPGソーサリアン」の世界をブラウザゲームブックで表現したサイトです。

ただのファンサイトと侮ることなかれ。既に作品数は原作ソーサリアンの15シナリオを超えています。定期的なシステムリプレースに、RYUさんの超大作やその筋では有名な山田賢治さんらの寄稿もあり、どんどん賑わいを見せています。

 

今回は、「ドラゴンモード」と称する連作シナリオ。ちゃなの「金竜の陰謀」は第5作に当たります。

 

原作ソーサリアンでは、「呪われたオアシス」というシナリオで、砂漠王ルワンとゴールドドラゴンというボスキャラが登場します。ルワンはオアシスに呪いをかけた強力な魔術師で、ゴールドドラゴンはルワンの呼び出した幻影という設定なのですが……本作に出てくるルワンとゴールドドラゴンは一味違いますよ!

 

このシナリオでは、ソーサリアンTEXTの「職業システム」を活用したフラグ立てをしています。原作ソーサリアンでも特定の職業についていないとクリアできないシナリオがありました。「金竜の陰謀」では、シナリオ中に転職が可能な場所があり、怪しい場所を探索するにあたってふさわしい職業を選ぶと新たな展開が見える仕掛けになっています。作中で何度も転職が可能という不自然さも、プロットに組み込んでいます。

 

後半戦では、ペンタウァを襲う陰謀の全容が判明し、それまでの行動によっては非常に後味の悪い展開になります。こういう語り口は、ちゃなの作品にはちょっと珍しいですね。そしてボス「金竜」は、ソーサリアンTEXT最強を目指しました!あなたは果たしてノーダメージで倒せる攻略法を見出せるでしょうか?

 

是非、ご笑覧ください。

ただ、仕様上、「金竜の陰謀」はいきなりプレイすることはできません。

拙作「災厄の夜-テンペスト・ナイト-」でエンディングを見ることと、RYUさんの作品「その名はドラゴンスレイヤー」の最初のクエストをクリアすることが、解放条件になっています。

この機会に他の作品にもお目通しいただけるととても有り難いです。

ブログ開設2周年

どうも、ちゃなです。

私がこのブログを開設してから2年が過ぎたようです。

ちょうど「ファイアーエムブレムヒーローズ」と同時期に始めたみたいですねー。

あんまり関係ないですけど。。

fire-emblem-heroes.com

 

主に拙著の販促用途で始めたこのブログですが、宣伝以外にも、名作ゲームブックのリプレイやゲームブック作成の技法など、様々なエントリを執筆してきました。

この間、代表作である「デレクの選んだ魔法」をはじめ、計6作を仕上げました。

デレクの選んだ魔法 (ちゃなのゲームブック)

デレクの選んだ魔法 (ちゃなのゲームブック)

 

 

処女作「ネイキッドウォリアー」は今も結構売れてます!100パラグラフのマルチエンディングで気軽に楽しめますよ。

ネイキッドウォリアー (ちゃなのゲームブック)

ネイキッドウォリアー (ちゃなのゲームブック)

 

 

最新作「魔皇を継ぐ者」 は200パラグラフ。エンディングは9種類! 

魔皇を継ぐ者 (ちゃなのゲームブック)
 

 

そして、現在ドラゴンモード真っ盛りのソーサリアンTEXT。私は「災厄の夜-テンペスト・ナイト-」を上梓しました。近々2作目「金竜の陰謀」も公開予定です!

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本ブログは、息切れしないよう、毎日更新とかいったきついルールは設けずに、書きたいことがあるときだけゆるゆると執筆してきましたが、とりあえず2年を迎えられたのは、ゲームブックを愛する読者の皆様のお陰です。

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。