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ファイティングファンタジーシリーズ35周年

つい大人買いしてしまいました。。。

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ファイティングファンタジーシリーズが今年35周年を迎えます。

 

fightingfantasy

 

ファイティングファンタジーと言えば、英国から始まったゲームブックのシリーズです。記念すべき第一作はスティーブ・ジャクソンイアン・リビングストン両氏による「火吹き山の魔法使い」。本国では何度も装丁を変えて再販されています。

The Warlock of Firetop Mountain (Fighting Fantasy)

The Warlock of Firetop Mountain (Fighting Fantasy)

 

 

ファイティングファンタジーの特徴は、遊びやすくバランスのとれた戦闘システム。主人公はゲーム開始時にサイコロで技術点、体力点、運勢点を決めます。戦闘は、主人公と敵とでそれぞれ技術点にサイコロ2つの目を足して、低い方が体力点を2失うというシンプルなものです。運試しに成功するとダメージを増減できますが、運試しをするために運勢点が減少していき、運試し自体が失敗しやすくなっていきます。

 

ほとんどの作品は400パラグラフで構成されています。当時としてはこれが標準的な長さでしたが、今読んでみると結構読み応えを感じますね。

スティーブ・ジャクソン最後のゲームブック作品とされた「モンスター誕生」は460パラグラフの大作でした。

Creature of Havoc (Fighting Fantasy)

Creature of Havoc (Fighting Fantasy)

 

 

現代教養文庫から邦訳版も出版されていました。本家の60作品中、全部で30作あまりが翻訳されています。

 

35周年を記念して、新作「The Port of Peril」が公刊されるそうです。更に盛り上がっていくといいですね!