こんにちわ、ちゃなです。
いよいよ年の瀬ですねー。
今年はコロナ禍で外出が難しいこともあり、色々と新しいことに挑戦してみました。
その一つが、なるべく積極的にコンペに応募してみること。
キンドルで細々とゲームブックを書くだけなら今後も地道に続けられますが、プロの目から見て私の作品はどう映るのかも気になります。
幸い、今年はそういう類いのコンテストが目白押しでしたので、この際片っ端から応募してみることに。
ウォーロックマガジンのソロアドベンチャーコンテストには残念ながら落選しましたが、プロップスゲームズでは大賞をいただきました!もっとも、応募作がほとんどなかったようですが。。いえ、倍率が低いところを狙うのは基本ですw
そしてもうひとつ、ハロウィンよりはクリスマスが近いある日、目にとまったのがこちら。
私の思い出のTRPGの一つです。
プレイしたことは数回しかないのですが、当時はソードワールド、ビヨンドローズトゥロード、ルーンクエスト、ナイトメアハンターと並んで、五本の指に入るほど好きなTRPGシステムでした。
実はシナリオ書いて冒険企画局に投稿しようとしたこともあったんですよね。数頁で挫折しましたが。。今こそリベンジ、いや恩返しのチャンス!
というわけでできあがったのが、オリジナルシナリオ「常村(とこむら)のナミ」。
制作は、めちゃくちゃ楽でした。なんか急に降りてきたと思ったら自然にシーンが浮かんできて、気がついたら完成していたという感じです。ほんと。
元ネタは……まあ読めばわかる定番の展開なのですが、赤川次郎先生の絵本「夢から覚めた夢」。
劇団四季が同名のミュージカルを上演していて、これがまた私の魂の友。ちゃなの光成分はすべて本作から分け与えられたといっても過言でないほどです。クライマックスの「行かないで」、エンディング「二人の世界」は今でもカラオケに入ってると空気読まずに歌っちゃいます。
「常村のナミ」の物語は、魔女達の住む街のパン屋さんの娘がいなくなったところから始まります。魔女達がナミを探しに森に入っていくと、流行病で全滅したはずの隣村の跡地に不思議な街ができていて……というお話。
TRPGのシナリオ書くのはもう10年ぶりくらいだし、表に出せる形で仕上げたことは数えるほどしかなかったのですが……満を持して応募したところ、冒険企画局のYoutube生放送でご紹介いただきました!
しかも、身に余るほどの高評価。
近藤功司次先生が「ちゃなさんは……プロの方なんですよね、多分」と言ってくださったときからもう、有頂天でした。
「電車の中で読んでいて、涙が出てしまいました」ふふ、泣かせてやったぜ!
しかしさすがに近藤先生、プレイヤーの頑張りどころが決まっていて、脇道でできることが少ない、自由度を下げずにプレイヤーの活躍をどう導くかが次のステップ、ととても鋭い突っ込みをいただきました。
そうなんですよね。私は昔からストーリーに走りすぎるところがあって、物語としては綺麗にまとまってもプレイヤーはただ見てるだけというシナリオを作ってしまう傾向があるのでした。
今回はその辺も踏まえて色々選択肢を増やしたつもりなのですが、見抜かれてましたねー。
というわけでちゃながいただいた賞は……
わーい!
本作は版権物なので公表は考えていなかったのですが、なんと冒険企画局さんが公開の仕方について考えてくださるそうです。
他の応募作もそれぞれ個性的で、「トンでもない物語」「世界観が最高」「これは一日たっぷりかけてプレイしてほしい」などなど、期待の高まるコメントが目白押しでした。
どれも読んでみたい!是非公開してほしいなあ。。
この日の放送は私にとってとても温まるクリスマスプレゼントになりました。
昔の出会いから現在の創作活動、そして作品を誰かに読んでいただけるということ、すべてに感謝を捧げます。