こんばんわー、ちゃなです。
ゲームブック"The Cult of Pajoli"のリプレイ第12回。アミュレットに魔力を付与してくれる人を探しながらDerilionの探索は続きます。通路の先の部屋には黄金の弓矢が!
そういえば、Derilionは狩人で、弓矢を初期装備しているのに、矢を射る機会が全くありませんね。まあ、ダンジョンだから仕方ないか。。
室内に押し込まれたDerilionはあっさりと黄金の弓矢を手に入れます。すると、奥の扉から謎の生き物が入ってきたではありませんか。ヤギの頭に6本の足と巨大な尻尾を持つ、ルーンクエストに出てくるマンスコーピオンとブルーを掛け合わせたような怪物の名はCuddowerというらしいです。
「俺の弓を持っていくつもりじゃなかろうな?」
ええ、もちろんそのつもりですけど。
まあ、一応交渉してみましょうか。
「あんたの助けになるわ」
「どうやって?死んでくれるのか?」
うわあ。
「何かできることがあるかもよ」
「ほう、言ってくれるな。なら、この指輪をはめてみろ」
例によってなんだかよくわからない交渉ですが、Cuddowerは自分のはめていた指輪を差し出しました。ルーンも何も彫っていないシンプルな指輪ですが、ただで済むはずがない。任務を果たせないと心臓の血管に刺さるとかそういう類ではないでしょうか。
しかし、はめたからゲームオーバーというわけでもないでしょうしね。
Derelionが指輪をはめても何も起こりません。
「その指輪のことを知ってる奴に、俺が生きていることを伝えるんだ。そしてその指輪を渡せ。他の奴にはやるんじゃないぞ」
どうやらこの指輪はCuddowerと誰かとの因縁を示すアイテムのようですね。持ち主だった女性が三角関係になって命を落としたとかね。
指輪 重さ1
DerelionはCuddowerと約束して先へ進みます。
あれ、黄金の弓矢はどうなったのー?
先は曲がりくねった細い通路になっています。注意深く進んでいくと、何かの音がしました。そこで出くわしたのは別の冒険者です。彼はより良い日々を過ごしてきたらしく、ボロボロの衣服にモジャモジャの髭を生やし、体は痩せこけています……(これ、皮肉表現かしら?)武器はなし。Derilionを見るなり両手を挙げました。
「待ってくれ、お前さんに伝えることがあるんじゃ」
まあ、罠という可能性もありますが、聞いておいて損はありませんよね。
あれ、そんなにもじゃもじゃ髭じゃないじゃん。それに意外と若かった。。
「何が望み?」
「お前さんの連れがどこにいるか教えてやろう。見返りに、アミュレットをもらいたい」
うーん、これは究極の選択ですね。以前FT新聞でご紹介した「クリムゾンの迷宮」の作中作品にも同じような取引が出てきました。
でも……このディールには応じられませんね。Obishaaの居場所が分かったところで、救出にはアミュレットが必要です。それにそもそもなんでこんな丸腰のおじさんが迷宮の構造を知ってるのか、アミュレットを手に入れてどうするつもりなのか。安全に出口まで連れてってほしいというなら話はわかるのですが。。
Derilionにしては珍しく、この提案は蹴っ飛ばすことにします。
「アミュレットは渡さない」
「そうか、よかろう。ならお前さんは絶対に娘を助けられないよ。もう手遅れだ」
何ですってー?
思わず剣で男を突き刺しそうになりましたが、生産的でないのでぐっと我慢……してたら、男はかき消すようにいなくなりました。うーん、やっぱり殺しておけばよかった。でも、この動きは明らかにアミュレットを取り上げるための罠ですよねえー。そう信じておきます。
先を急ぎましょう。次回は三叉路です。