どうも、ちゃなです。
さあ、波刀風賢治さんの大作ゲームブック「護国記」いよいよプレイ開始です。
タイトルが渋くていいですねー。今風の名前でもなく、洒落た雰囲気でもなくて。「三國志」とか「指輪物語」みたいな歴史の重みを感じさせたい、という作者の意志を感じます。
もしかして和風の舞台なのかな、と思ってプロローグを読み始めましたが、さにあらず。「百人隊長セントル」が最初の固有名詞です。どうやら、お城が今にも陥落しそうな場面から始まるようです。主人公は王を守る近衛兵といったところでしょうか。
しかし、隊長と兵士達の健闘も空しく、敗色濃厚な様子。隣国の百戦錬磨の戦士と魔術師が手を組んだようで、圧倒的な力で攻め込まれています。
主人公が死を覚悟したところで、何やら歴史書の一節が読み上げられ、プロローグは終わりを告げます。
小説や映画だったら、主人公の幼少時代に戻るところですが、これはゲームブック。舞台はハイファンタジーのようです。展開の予想がつきませんねー。
続いて、ゲームの説明に入ります。
主人公は、「壱の国」の近衛兵ライゼ=インカルナ。自称が「僕」なので、普通に好青年なのかな。
ゲームのルールは、一つだけ。パラグラフの終わりまで読んだら、選択肢を選ぶこと。
ただし、このゲームブックにはパラグラフという概念がない!のだそうです。
パラグラフ番号の代わりに、各節に見出しがついているようですね。
巻末にあるという「特異点」とは、いわゆるパラグラフ直リンクのことでしょうか。
でもでも、それだけだとフラグ管理ができませんよね。
所持品や、メモの説明もないようです。
技術的な話になりますが、長編ゲームブックでフラグ管理をしない場合、重要な選択肢のたびに物語が枝分かれして戻らないので、文章量に比して物語が短くなるのです。
もしかしたら周回プレイを前提にしたマルチエンディング方式なのでしょうか?それとも、思いもよらない形でフラグ管理システムが出てくるのかも。。。
私自身、キンドルに合ったフラグ管理システムの構築を日夜あれこれ考えていることもあり、期待が膨らみます。
焦らず、焦らず。さあ、ページをめくりましょう。