ゲームブック「護国記」のリプレイも遂に28回目。いよいよ最終決戦の趨勢も見えつつあります。
主人公たちは3体の双角鬼を倒したものの、アンデッドの軍団に繰り返し襲われて満身創痍です。
いよいよ危ないというそのところで、言ノ葉チェック。すっかりおなじみの「毒原を」です。
主人公はおもむろにツヴァルカン謹製のポーションを取り出してごくごくと飲み干します。おお、こんなところでお助けアイテムだなんて!いつもエリクサーをしこたま抱えたままエンディングを迎えるちゃなとしては、オートでアイテムを有効活用してくれるのは有り難い限り。
しかし、敵は文字通りのアンデッド。キリがありません。
もはや味方は全滅。……ぜ、全滅う?
おまけに地下道からはマンティコアがたくさん。あー、これはあれですね。以前倒した中ボスが雑魚キャラ扱いで湧いてくるやつですね。
これはきつい。。。あの勇者ドゥーエでさえもがっくりと膝を折っています。「The Elder Scroll IV: Oblivion」のオープニングで戦士ががっくりと膝をつくシーンを思い出しました。
それでもライゼは自分を信じる!仲間よりもまずは自分を信ずることを選びます。
マンティコアを片っ端から真っ二つにして、言ノ葉1「私は」を手に入れました。
そんなライゼを絶望の淵に叩き込むのは、骨竜の影。
ボーンドラゴン。リッチやドラゴンゾンビと並ぶアンデッドの王者。「ヒーローズオブマイトアンドマジック3」ではネクロポリス軍の頂点に位置するクリーチャーですね。炎の息も魔法も使わないけど、単純に空飛んでタフで強い!
流石の英雄たちも、いよいよお手上げ。
いよいよ限界を迎え、主人公は万感の思いで空を仰ぎ見ます。
……ん?空を仰ぐ?
ここでなんと、翼竜ヴァイベルンの登場です!
そういえば、1ヶ月前に転生して間もない頃、この翼竜とは言葉を交わし、空を見上げるとき助けに来てやろうと約束してくれたのでした。まさに、一番美味しいところを持っていくハン・ソロですねー。
ヴァイベルンはライゼを乗せて大空に舞い上がります。そして口から灼熱の業火を吐いて、骨竜を消し炭にしてしまうのでした。
ちなみにワイヴァーンというと「ヒーローズオブマイトアンドマジック3」では毒と飛行能力を持っているものの、ドラゴンには敵いません。このヴァイベルンはそもそも不死身ですし、翼竜というより神竜と呼ぶ方がふさわしい気がします。
辛くも勝利を得た主人公は王城へと凱旋します。そこに待っていたのは王女ヴィルファン。どうやらライゼのことが心配であとを追いかけてきたご様子。
ここでちょっと気になるのは、「自分が思いを寄せる相手が」と王女が言うこと。私は、ライゼと王女は王都襲撃からの逃避行で急接近したのかと思っていたのですが、その1ヶ月前から王女はライゼに特別な思いを抱いていたのでしょうか。。。
ヴィルファンは壱の国に伝わる古い歌を歌い始めます。その歌声は生き残った戦士たちの心に染み入り、いつしか大合唱となって調停寺院を包み込んでいきました。このシーンは是非実写映画で観てみたい!
その日の夜、ライゼの寝室をヴィルファンが訪ねます。ヴィルファンはライゼに残りの邪遺物を届けに来たのでした。魔神召喚に必要な5つの邪遺物がここに揃うことになります。
(ここでちょっとだけ意味ありげなモノローグがあって、次のパラグラフに移るのですが……二人は何をしてたのかな?)
間もなくフィオレンティナから、魔神の祭壇が見つかったとの報告。これで魔神召喚の準備が整いました。
いよいよ正真正銘、最終決戦です!待て次号!