「ドラゴンの目」実況中継 その10(終)
どうも、ちゃなです。
長かった「ドラゴンの目」探索の旅もいよいよラストです。
怒りにまかせてシャークルに襲いかかったハンナ。ダンジョンで何度も死ぬほどの目に遭ってきた彼女にとって、こんな卑怯で回りくどい手を使うようなシャークルなど、もはや敵ではありませんでした。一太刀浴びせると、シャークルは真っ赤に染まった自分の胸元を見て震え出しました。
ハンナはリトルビッグの元に駆け寄ります。まだ、息がある!わらをもつかむ思いでシャークルの荷物を漁ったハンナは、そこに一瓶の治療薬を見い出しました。おそらくこれが、ハンナが飲まされた遅効毒への解毒剤でしょう。
「お願いだ、そいつを俺に飲ませてくれ!」
シャークルの恥知らずな言葉を尻目に、ハンナはリトルビッグの傍らにしゃがみ込みました。
「それは、お前さんのものだろう……」
リトルビッグがか細い声を振り絞ります。しかし、そのスプーン1杯ほども残っていない治療薬を誰が飲むべきか、ハンナに迷いはありませんでした。彼女はリトルビッグの口をこじ開け、液体を流し込みました。
リトルビッグの頬に少しずつ赤みが差してきました。起き上がった彼は、しばしばつが悪そうにうつむいています。
「シャークルは……逝ったようだな」
そこでリトルビッグは我に返り、力強く言い放ちます。
「こうしておれん。お前をストーンブリッジに連れて行こう。俺の村には強力な治療者がいる。なんとしてもお前を死なせるものか!」
2日後、ストーンブリッジはGillibran王の誕生祝いで賑わっていました。宴席には偉大なる魔術師ヤズトロモの姿も見えます。リトルビッグはヤズトロモにすべてを報告し、助けを求めました。
「ほう、毒に犯されたとな?」
ヤズトロモはハンナをしげしげと眺めて、ゆっくりと言いました。
「遅効性の毒と言ったな。もしそれが本当ならお主はもはや瀕死のはず。間違いない、お主は毒など飲んでおらんよ。シャークルはお主に一杯食わせたのだ」
あなたとリトルビッグはぽかんと口を開けてしまいました。
「忘れるがいい。嫌なことはすべて忘れて、楽しもうぞ」
その通り。良き友と、計り知れない価値のある黄金のドラゴン像を得て、誰が楽しまずにいられましょうか。ハンナは心ゆくまで宴を味わうことにしました。新たなる旅立ちまで、つかの間の休息とともに……。
はい、お付き合いいただき有り難うございました。
終わってみれば、スタンダードなハックアンドスラッシュでしたね。とにかく敵が強い!しかし、「真の道」を通れば、主人公の技術点もどんどん上がっていきます。もとの能力値が高ければ、ドラゴンスレイヤーも夢ではありません。
必須アイテムは穴穿つスクロールくらいで、難易度という点ではさほどでもありません。リトルビッグは本当にいい奴でしたねー。ただ、使いどころのないアイテムが多いのはなんともはや。。。
ところで、ヘンリーが最初に行っていた「双頭のトロール」は実在します。ハンナはたまたま出会いませんでしたが。それに、サイクロプスやメデューサなんかも出ます。あと、おへそを出したお姉さんもね。
プレイしているうちに、だいたいフローチャートが想像ついてしまいましたが、時間があればまた解析してみたいと思います。
久々のファイティングファンタジー、堪能しました。
本作は気のせいか、英語がかなり読みやすいです。iPad版Sorcery!なんかにくらべると、非常に平易に感じました。文章量も多くないので、楽しみながら英語の勉強するにも良いかもしれません。
蛇足ですが、本作は全407パラグラフですが、グッドエンドは400パラグラフにあります。7パラグラフ分くらい圧縮できそうでしたけどね。。
「ドラゴンの目」実況中継 その9
どうも、ちゃなです。
今回はネタバレ上等、本作の真相まで一気に行きますよ!
「ドラゴンの目」、最初からやり直したのですが、2回目の挑戦は散々でした。
なんとなく洞窟をショートカットしてしまったようで、必要なアイテムが全然手に入らず、地獄魔人からは逃げ出し、スクロールがないので「ドラゴンの目」のある隠し部屋はスルー。初回は5つも見つけた鍵は2つしか手に入らず、と良いところがありません。
唯一学んだのは、オークとの戦いでは傭兵に助けを求めないのが吉ということです。何しろこの傭兵、ハンナがお金をくれないと知るやそっぽを向いてしまい、そこを後ろからオークに襲われて即死。そのオークにさらにハンナがとどめを刺して、傭兵が持っていたキーアイテムである真鍮の鐘を奪取、という謎展開だったのです。
……書いててちょっと自信がなくなってきました。誤読してたらごめんなさい。
コンティニューを繰り返してついに黄金のドラゴンに辿り着いたのですが、結局ドラゴンの目の片割れは手に入らないまま。目をセットせず像に触ったら死んでしまうと話したら、リトルビッグはぶち切れました。
「ここまで来て引き返せってのか?俺たちはこのダンジョンを隅々まで探したろう。きっと目は最初から1つしかなかったのさ」
リトルビッグがそこまで言うのならと、二人で像を持ち上げてみます。1、2の3!
……ハンナは5本、リトルビッグは9本の毒矢に貫かれました。
「おい……今度は、ムーンストーン鉱山にあると言われるダイヤの箱を、二人で探しに行こうぜ……」
ああ、リトルビッグは、最後まで良い人でした。。。
……まあ、ここまでくると、ハンナはともかく、ちゃなの方はかなり経験値が貯まっています。
気を取り直して初めから再チャレンジします!
最初の画家には無慈悲に襲いかかり、鉄の腕輪をゲットします。これで技術点が1上がります。
商人からは銀の短剣を購入。金貨がまるまる10枚残っているので他にもいろいろ買ってみました。
魔法の鎧の部屋では鉄鎧を選ぶのが正解。これでまた技術点が上がります。
本作では技術点の上がるイベントが多いです。敵も相応に強力なので、薬などで上昇する分も原技術点を超えていいと解釈して良いのかもしれません。ルールには、特に明示されていない限り原技術点を超えることはできないと書かれていますが、武器を入手した際にも原技術点を超えていいという記述は見当たりませんでしたから。
なにしろ、ハンナの原技術点はたったの8点。腕輪と鎧、骨砕きの剣を装備しても、ガイガンティスには敵いません。技術点12、体力点12、一回に4ダメージ与えてくるこの化け物とは、ドラゴンの目を入手すると必ず戦うことになります。ドーピングしまくってようやく互角といったところでしょうか。
真鍮の鐘かロックピックがあれば、落とし戸を開けて上に進むことができます。その後の分かれ道にもデストラップが仕掛けてありますが、道中入手したヒントに従えば、さほど苦労はありません。エルフのブーツを入手してさらに技術点が1増えます。
ここまでくると気分はハンナ無双……と思いきや、ドッペルゲンガーはハンナの技術点を2下げてきますし、運が悪ければブラックドラゴン(技術点14に加えて毒の息まで吐いてきます!)と戦う羽目になります。最後まで油断はなりません。道中で技術点を減らされる機会も、他のファイティングファンタジーに比べると多めです。
今回は鍵を5本ともゲットしていたので、黄金のドラゴンまでは楽勝でした。ちなみに、この5本の鍵の使い方がちょっと変わっています。「火吹き山の魔法使い」では必要な鍵を取りそびれるとゲームオーバー、逆に偽の鍵は無用の長物ですが、本作ではそのあたりうまくできていて、入手本数が多いほど確実に突破できる仕組みになっています。
ドラゴンの両目をはめて、リトルビッグと二人で像を運び出したハンナ。いよいよ地上に戻ります。そこに待っていたのはなんと、クロスボウを構えたヘンリーでした。
(まあ、読んでいるうちに幾度となくこの挿絵を目にしていたので、展開はなんとなく予想してましたけど……)
その顔を見てリトルビッグは叫びます。「お前はシャークル!」
なんと、ヘンリーこそがリトルビッグをひどい目に遭わせた張本人だというのです。
「ご名答。で、それがなにか?」ヘンリーことシャークルは無慈悲にクロスボウでリトルビッグの胸を打ち抜きます。
「お前はあの場で殺しておいても良かったんだが、生かしておけば次の冒険者を案内してくれるかと思ってな」
……ええっ?シャークルがダンジョンを離れてからハンナがリトルビッグを解放するまで、1週間以上経ってるんですが。飲まず食わずで縛られたまま腹を抉られ、よく死ななかったものですね。ドワーフの頑健さにあらためて感心したハンナでした。
「さあ、ドラゴンの像を渡せ。引き替えに解毒剤をやろう。それがフェアな取引ってものだ」
どの口が言うか。ハンナは怒りに身を震わせ、全力でシャークルに襲いかかります。
ハンナベラ
技術点14/8、体力点11/20、運点8/12
金貨57枚
銀貨3枚
食料4食
剣、柄の壊れた斧、鉄の腕輪(技術+1)、銀の短剣、スカンクの油、蝋燭、木彫りのアヒル、ニンニク、ブリキの呼び子、小さな銀の箱、クリスタルのダガー、盾、青銅の鍵(85)、ダガー、金の指輪、幸運のペンダント、ガラス玉、壊れたダガー、鉄の鍵(34)、両端のとがった短い棒、鉄鎧(技術+1)、革のポーチ、銀の鍵(14)、エメラルド、金の鍵(325)、轟きの杖、銅の鍵(192)、青銅の盾(技術+1)、穴穿つスクロール、釣り針3本、真鍮の鐘、銅のボタン3個、銀の腕輪、ムーンストーンのブローチ、ゾンビ支配の指輪、クリスナイフ、銀の十字架2つ、見猿の彫像、金のオーブ、ピックロック、パチンコ、骨砕きの剣(技術+1)、骨のお守り、ドラゴンの目、エルフのブーツ(技術+1)、ドラゴンの金貨、黄金のドラゴン像
「ドラゴンの目」実況中継 その8
ハンナです。既に3回死んでます。
めげずにコンティニューして先に進んでいくと、落とし扉がありました。
下りた先には謎の怪物が待ち構えています。こいつの名はヴァーミンスポーン、体中にウジ虫やシラミを住まわせているというおぞましい生き物です。精神攻撃を仕掛けてきて戦意を喪失させるというのですが、こんな奴を目の当たりにしたら誰だってやる気を失いますよね。。。
ハンナが嫌々ながら骨砕きの剣を抜くと、なぜか急に勇気が湧いてきました。いつぞやの青汁といい、隠し効果のあるアイテムが多いです……。
ヴァーミンスポーンは技術点10の強敵ですが、魔法の剣と盾で武装したハンナもひけは取りません。また、この戦いではリトルビッグも加勢してくれます。なんとか勝利を収めることができました。
臭いに堪えかねながら部屋の奥の頑丈な扉を開けてみます。そこには骨の首飾りがありました。
リトルビッグに緑のガラス玉を調べさせたところ、入ってきた扉が閉まってしまったではありませんか。さらに両側の壁がせり出してきます!頑丈な扉というので気づくべきでした。
ここは一発、スクロールに書いてあった壁を破る呪文を使いましょう。
横の壁に大穴を開けて二人は難を逃れました。と、割れたガラス玉の中には、エメラルドが入っていたようです。もしかしてこれは……?
やりました!ヘンリーの託してくれた宝石とまったく同一です。こんなところにドラゴンの目があったなんて!
しかし喜んだのもつかの間、二人は巨大なモンスターに襲われます。その名もガイガンティス!技術点12で一度に4ダメージを与えてくる化け物です。
リトルビッグの加勢も焼け石に水、これは勝ち目がありません。
……と思ったら、リトルビッグのダイス目が走り、ガイガンティスにどんどん手傷を負わせます。なんと、すんでのところで勝利してしまいました。
リトルビッグの技術点はたった8なのに、まさか勝てるとは……本当ですよ!
その後も二人の旅は続きます。地上に出なければなりません。ハンナは入り組んだ通路を進んでいきます。途中で出くわしたゾンビの群れに対しては指輪が最大限の効力を発揮しました。
しかし、再三挫折しながらここまで来たハンナも、遂に限界を迎えました。
唯一の出口には鍵がかかっていて、ここまで何本も拾ってきた鍵はいずれも役に立たなかったのです。失意のうちにハンナは倒れ、永い眠りについたのでした……
うーん、手強いですね。右か左かという単純な選択の中で、重要なアイテムを取り逃がしてしまったようです。即詰みではありませんので、これはいよいよリトライが必要かな……?
あと、本作は基本的に敵が強いです。魔女蛇とか地獄魔人とかガイガンティスとか、ラスボスクラスの敵がわんさか出てきます。お助けアイテムもそれなりに出るのですが、原技術点8ではちょっと厳しいかもしれませんね。。。
ドラゴンの目」実況中継 その7
どうも、ちゃなです。
ファイティングファンタジーのゲームブック「ドラゴンの目」攻略もいよいよ佳境……でしょうか?
突き当たりの人影に話しかけてハンナはびっくり。なんとこいつは地獄魔人でした!ああ、まさにクリスナイフの出番ではないですか!期待に違わず、クリスナイフはこの悪魔に対して一撃で技術点2、体力点4を奪うという超高性能を発揮してくれます。とはいえ、初撃を当てられるかどうかが問題ですが……。
勝負はハンナ有利、のはずが、またまたダイス目が悪く、大ダメージを受けてしまいました。。。
男の持っていた鞄の中には、青銅でできた、両目を手で隠した猿の彫像が入っていました。どうも呪われている気がしますが、この「見ざる」、持っていくことを選びます。
その後分かれ道を抜けると、床に大きな石棺が置いてありました。よせば良いのにこれを開けてみたハンナは、スケルトンの王に襲われます。
運試しも使ってやっとの思いで倒したものの、もはや満身創痍です。棺の中には、音を奏でる不思議な金のオーブが入っていました。
リトルビッグが秘密の扉を発見しました。そこはドワーフの隠し部屋のようです。調度品が並び、床にはカーペットまで敷いてあります。迷宮内で休むのは危険ですが、体力が危ないのでここで一息入れることにしましょう。
幸い、寝込みを襲われることもなく、体力点を4点回復させることができました。さらに、部屋の中で迷宮の地図も見つけました。右の道には「生」、左の道には「死」と書いてありますが……文字通りの意味でしょうか?
その先の廊下には戦士の骸骨が倒れていました。装備を漁ろうとしたハンナはフレッシュグラブに襲われます。が、ここは幸いかすり傷で済みました。
骸骨の持っていた剣は「骨砕きの剣」、技術点に1点のボーナスです。革袋からは金貨と地図、そしてパチンコが出てきました(Catapultと書かれていますが、攻城兵器ではなくてもちろんあのY字型のやつだと思います)。
しかし、骸骨が首から提げていた小瓶の液体を飲んでしまったのは失敗でした。この戦士の死因は悪の魔術師に無理矢理液体を飲まされたことだったみたいです。ハンナはその場で崩れ落ちました。リトルビッグが悲鳴を上げて見守る中、おそらくこのまま骸骨になってしまうのでしょう……
「ドラゴンの目」実況中継 その6
どうも、ハンナベラことちゃなです。
デストラップを引いてしまうとは情けない。呪いの装備品絡みでしばしば出てくる悪の魔術師というのはどうやら、「蘇る妖術使い」ラザークのことらしいです。
即詰みなので、今回は見なかったことにして、冒険を続けましょう。。。
通路の床で3枚の銀貨を拾いました。この地域の通貨は金貨なので、銀貨はむしろ珍しいですね。
次の扉の向こうでは、何者かが食事をしているようです。
もちろん開けてみましょう。おおっと、オーク達が襲いかかってきました!多勢に無勢です。
そこに通りすがりの傭兵さんが現れました。金貨10枚で助太刀してくれると言います。先ほど懐が潤っていたので、気前よく払ってやりましょう。
この部屋で手に入ったのは金貨2枚だけ。大赤字でした。
次の部屋には、一人の小男が捕らえられていました。ハンナを敵と勘違いしているようです。この男は悪い人じゃないと直感的に感じたハンナは、男を解放してあげました。
男はドワーフのLittlebig、ハンナと同じトレジャーハンターです。彼はSharcleという男に捕まったのだと言います。リトルビッグもドラゴンの目のことは知っているようです。ハンナは彼と意気投合して、しばらく行動を共にすることにしました。
道中、ゾンビ支配の指輪を手に入れた二人はさらに先を目指します。そして、壁の穴に何となく手を突っ込んでみたら、十字架とクリスナイフを入手しました。クリスナイフと言えば、かの「地獄の館」で主人公の技術点を3点も上げてくれた秘宝ですが、さてこのナイフはどうでしょう……?
歩きながらリトルビッグは自分の伯父の話をしてくれます。伯父さんはかの偉大なる魔術師ヤズトモロの友達なのだそうです。そんな話を聞いている最中、二人の前に突然ファイアボールが飛んできました。悪の魔術師との対決です!
無策で挑むのは無謀です。ここはアイテムを使いましょう。リトルビッグに警告したうえで轟きの杖を床に叩きつけると、魔術師は衝撃で吹っ飛ばされました。今のうちに先に進みます。
探索を続けるうちに、ハンナは自分のことを話し始めます。もしドラゴンの目が見つからなかったら、ヘンリーの元に戻っても解毒剤がもらえないのでは……と心配するハンナに、リトルビッグは陽気に答えました。
「わしらはドラゴンの目を見つけるんだ。心配要らないさ。それにそいつが解毒剤を出し渋ってみろ、わしが目に物見せてやる」
いい人ですね。ちょっぴり死亡フラグが立ってるような気がしますけど。。
冒険は続きます。
ハンナベラ
技術点9/8、体力点6/20、運点8/11
金貨29枚
銀貨3枚
食料5食
剣、柄の壊れた斧、画家の絵、蝋燭、木彫りのアヒル、ニンニク2つ、ブリキの呼び子、小さな銀の箱、クリスタルのダガー、青銅の鍵(85)、ダガー、金の指輪、幸運のペンダント、ガラス玉、壊れたダガー、鉄の鍵(34)、両端のとがった短い棒、革のポーチ、銀の鍵(14)、金の鍵(325)、轟きの杖、銅の鍵(192)、青銅の盾(技術+1)、穴穿つスクロール、ゾンビ支配の指輪、十字架、クリスナイフ
「ドラゴンの目」実況中継 その5
どうも、ちゃなです。
ドラゴンの目を求めて、ハンナの旅は続きます。
続く緑に塗られた部屋ではグレムリンとの戦闘になりました。難なく倒して、部屋に置いてあった青汁を飲んでみます。味に反して体力が回復したばかりか、瓶の中には14と書かれた銀の鍵が入っていました。持ち主はなぜこんなところに隠しておいたのか、ハンナは首をかしげます。
スケルトンの守るアーチをすり抜けると、今度は赤い部屋です。部屋に入ると、異界に囚われているという謎の魔術師の声が響き渡りました。ドラゴンの目を探しに来たと正直に伝えると、魔術師は325と書かれた金の鍵をくれました。自分を異界から救い出してくれとは言い出さないんですね……。
矢印に沿って廊下を進んでいくと、砂に埋もれた部屋にたどり着きました。せっかくなのでそばにあったシャベルで掘り出そうとしたところ、巨大サンドウォームが襲ってきました。
これは絶体絶命!しかしそのとき、謎の声がハンナに語りかけます。
「クリスタルのダガーを使いたまえ」
言われるがままにダガーで切りつけると、サンドウォームは一瞬で塵と化しました。どういうシステムなのかわかりませんが、ハンナはほっと胸をなで下ろします。
砂地から掘り起こした箱の中には金貨が27枚も入っていました。多分この先使い道はないでしょうね。。。
一緒に掘り起こした本には何かの詩文が書かれています。
「バラは赤い。スミレは青い。お前の顔は動物園がお似合いだ」
しかしこれは陰険な罠でした。読み終えた瞬間、ハンナを囲うように鉄柵がせり上がってきて、ハンナは完全に捕らえられてしまいました。
今度こそ万事休す!しかし、先ほど飲んだ青汁のおかげで、ハンナは実は鉄柵を曲げる力を手に入れていたのです。九死に一生を得たハンナは探索を続けます。何で飲んだ時に気づかなかったのかな……?
ちなみにこの詩文は英語の教材に良く出てくるもので、本来はスミレの後に「お砂糖は甘い。あんたもステキよ!」と続きます。
ハンナは隣に埋まっていた杖に手を伸ばします。杖で地面を叩くと大きな振動が走りました。この杖は轟きの杖、強力なマジックアイテムのようです。不用意に試したせいで体力点を失いましたが、良い切り札を手に入れました。
続いてハンナは洞穴に入り、ニブリック達を退治してその住居を漁ります。今度は192と書かれた銅の鍵が見つかりました。青銅の盾も役に立ちそうです。ちなみに本作では技術点が上がる表記がいくつも出てきますが、これが原技術点を超えてもいいものなのかどうか悩みます。盾や兜のボーナスは良いとして、薬は微妙ですよねー。
魔法のスクロールも見つけました。「Azang Bazang-zang」と唱えれば、壁に穴を開けることができるようです。
調子に乗ってハンナはそばに置いてあった黒い剣に手を伸ばしました。それが運の尽きです。この迷宮にはそこかしこに悪の魔術師の装備品が出てくるのですが、それらはいずれも主人以外の者に災いをもたらします。剣はハンナに襲いかかり、防御策を講じていなかったハンナは一刀のもとに斬り捨てられてしまいました……。
2回目の敗北です。。。
「ドラゴンの目」実況中継 その4
どうも、ちゃなです。
初回は魔女蛇に負けてしまいました。
後になって、主人公は体力点を4回復させられる食料を10食持っていたことが判明しました。海外の解説サイトを見て気がつきました。
これで、戦闘自体は何とかなりそうです。
ただし、この魔女蛇は毒を持っており、3回噛まれると、治療薬がなければ即あの世行きです。
(その代わり、治療薬を飲めば、なぜか戦闘に勝ったことになります)
蛇を倒すと、魔女は今度は釜の中から顔を出してきます。ハンナを手招きするその手の中には「ドラゴンの目」が!
あーこれは罠だろうなーと思いつつ手を伸ばすハンナ。罠でした。釜が爆発して大火傷です。
さらに魔女は、「私ってきれい?」とお約束の台詞を吐いてきました。
「あんたなんかブスよ!」と悪態をついたら逆に感心されてしまいました。
この魔女Vigdisはなかなか、シャムタンティの丘に出てきたアリアンナ以上の食わせ物のようですね。金貨7枚とニンニクと大きな歯、そして85と数字の書かれた青銅の鍵をくれました。パラグラフジャンプの臭いがぷんぷんします。
次の部屋では巨大なオーガが眠っていました。忍び足ですり抜けて、そばに置いてある袋を奪います。ダガーと金の指輪を手に入れました。
隣の部屋では幸運のペンダントを入手しました。話し相手が嘘を言っていると光って教えてくれる優れものです。
突然床が抜けて、闇の中に放り出されました。ここは巨大蜘蛛の巣です。なんとか蜘蛛を退治してあたりを探ると、色んな物が手に入りました。ガラス玉、壊れたダガー、34と書かれた鉄の鍵、両端のとがった短い棒、そして革のポーチです。ポーチの中に入っている黄色いドライフラワーの匂いを嗅ぐと、ちょっとだけ勇気が湧いてきました。ハンナは気を取り直して先に進みます。
それにしてもどんどんアイテムが手に入りますね。がらくたが多いような気もしますけど。
鎧の置いてある部屋を抜けると、今度は女性の叫び声が!
扉を開けると、豪華な部屋の中央に檻があり、若い娘が閉じ込められているではありませんか。まさか今度こそアリアンナではないでしょうね?
果たして、女性は吸血鬼でした……。
ニンニクで彼女を遠ざけながら先に進みます。銀の短剣は持ってないので、戦うのは無謀というものでしょう。
無駄にアイテムが充実してきましたね。
次回に続きます。
ハンナベラ
技術点8/8、体力点14/20、運点11/11
金貨7枚
食料5食
剣、柄の壊れた斧、画家の絵、蝋燭、木彫りのアヒル、ニンニク2つ、ブリキの呼び子、小さな銀の箱、クリスタルのダガー、青銅の鍵(85)、ダガー、金の指輪、幸運のペンダント、ガラス玉、壊れたダガー、鉄の鍵(34)、両端のとがった短い棒、革のポーチ